言うことを聴く?きく?

「もっと親の言うことを聴いてほしい」

子育てをしていて、
子どもに対して
親が望むことのひとつですね。

ゲームやテレビに熱中していて、
なかなか親の言葉に
注意を向けてくれない。

思春期になってくると、
言葉をかけただけで、
「うるさい」
と言われたりして・・・

そんな状況を
どうにか変えたいと
思っているお母さんも
多いと思います。

そんな時、
どうしてますか?

最初は冷静に
声をかけていたのに、
子どもが耳を傾けないから、
どんどん感情が乗ってきて、
最後は
「お母さんの言ってることを
ききなさ~い!」
と怒鳴ってしまったり。

「うるさいとは何なのよ!
親に対してそんなこと言うんじゃない!」
と怒ったり。

けれど、
怒りをぶつけたら、
さらに関係は悪化し、
ますますこちらの言うことを
きこうとはしなくなりますよね。

そんな状況を
今すぐに解決できるような方法は
残念ながらないのです。

というのも、
子どもの親に対する態度は、
これまでの接し方の
積み重ねだからです。

長い時間かけて、
親に対する認識を積み重ね、
今その結果を
態度で表しているから。

変えていくのには
時間がかかります。

けれども、
諦めずに
接し方を変え続けていけば、
いつか子どもの態度も
変わるでしょうし、
親子関係も
変えていくことができます。

そもそも
子どもがどうしてそんな態度を取るのか。

もちろん、
今見ているテレビや
今やっているゲームが
面白くて。

ということも
あるでしょうけれど、
親である自分の方に、
なにかそうなった原因はないか、
変えられる部分はないかと
考えてみてください。

というのも、
何かを変えようと思ったとき、
自分以外の人は
変えられるものではないからです。

自分の話を聴いてほしい。
では、
あなたはお子さんの話を
聴いていますか?

親側の聴きたい話ではなく、
子どもの話したい話を、
途中で遮ったり、
反論したりせずに、
最後までちゃんと
聴くことができていますか?

親がもう十分聴いている。
と思っても、
子どもは、まだ聴いてもらっていない。
と思っているかもしれません。

まずは、
自分の言いたいことを言う前に、
子どもの言いたいことを
「聴く」こと。

遮らず、
反論せず、
最後までしっかりと、
子どもが「話せた」
と満足するまで聴くこと。

それを毎日続けることで、
親子の関係や、
子どもの態度は
変わってきます。

自分の話に
きちんと耳を傾けてくれる人。

人はそんな相手を
信頼するようになります。

そして、そんな相手が
身近にいるとわかると、
安心感をもつようになり、
気持ちが落ち着いてきます。

まずはここから。

最低でも1日1回は、
子どもの話を聴くために
時間を使ってください。

そしてそれを、
継続してください。

1か月から半年くらいまで、
何かが変わるのには
時間がかかります。

ただし、
言うことを聴く。
のと、
言うことをきくのは違います。

話はしっかりと耳を傾けて聴きますが、
その通りにしないといけないわけではない。

それは、逆もありで、
親の言う話に耳を傾けてくれる子には
なるかもしれませんが、
親の言うとおりの行動を
子どもがすることを望むことは
できません。

子どもには子どもの意思があり、
親と同じではないのです。

それを無視して、
親の言うことをききなさい。
を求め続け、
そうさせ続けるのであれば、
子どもの意思はなくなり、
あるいは子どもの意思を押さえつけ、
自立とは逆の方向に
進んでいくか、
いつか大爆発をおこして
親子の関係性が完全に壊れてしまうかもいしれませんし、
親子の関係性はゆがみます。

親の言葉に耳を傾けてくれる子に
することはできます。

けれども、
親の言いなりになる子に
することはできないのです。

自分が望んでいるのはどちらなのか、
しっかりと自分の心に
聴いてみてくださいね。

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