おかんの子育て

子どもの行動を見ていると、
つい批判したくなることが
ありますよね。

いくら信じて見守ろうと思っても、
そういうことって
起こります。

そんなとき、おかんはどうするのか。

批判したい気持ちが
自分の中に、「ある」
ということはしっかりと認めます。

それは、
私の正直な気持ちだから、
「ある」でいい。

けれども、
「ある」からといって、
それを本人にぶつけて
批判を口にすることは、
また別のことと考えています。

つまり、
私が批判したい。
と感じることと、
実際に子どもを批判することは、
別の問題なのです。

だから、
子どもを批判したい気持ちが、
私の中に「ある」からといって、
私はそれを、
口にして子どもを批判しようとは
思いません。

私にとっては、
それは批判したいような
事実かもしれません。

けれども、
子どもは子どもの世界の中で
生きています。
そこには親の時代とは違う
友達との人間関係があり、
親の時代にはなかった道具があり、
基本的なとらえ方も考え方も、
昔とは大きく違うのです。

だから、
子どもの側から見れば、
そこには子どもなりの事情や理由があり、
子どもなりに考えて、
たどり着いた結果なのですから、
それを考慮せずに、
あるいは
その思考回路ごと
「間違っている」
と断定し、批判するのは
どうかと思うのです。

親は子どもの行動や考えを、
正しいか正しくないか判定する
審判の役割を果たすものではありませんし、
そもそも
その親の考え方が
正しいかどうかも
わからないのですから。

親が「自分の気持ち」、
あるいは「世間の常識」に従って、
子どもの行動を判断し、
批判するということは、
自分の考えとは違うから、
それを否定しているにすぎません。

それは、
自分とは違う他者を受け入れない。
という
とても硬直した考え方だとも
言えます。

世の中には、
自分と同じ人なんておらず、
様々な考えや行動を持った人たちばかりです。

我が子であっても、
自分と同じではないし、
自分と同じになってほしいと願っても、
そうはならないのが現実です。

それを受け入れるのは、
大きな葛藤かもしれません。

コーチングでは、
そうやって
自分とは違う他者を認めること、
違いをいいとか悪いとかではなく、
ただ「違う」と認めることを通して、
自己基盤はさらに強化されていきます。

この場合の「認める」は、
許可するということではなく、
認識する。という意味になります。

自分が育ててきた
我が子だから、
ある程度思考や行動パターンが
似てくるのは事実。

けれども、
全く同じにはならないし、
正反対のことを考えたり、
行動したりするかもしれない。

自分が望んでいないことを
したり考えたり
するかもしれない。

それは、
いいこととか
悪いこととかいうくくりで
考えることではなく、
自分の中では「嫌」だと
思うことかもしれないけれど、
それが事実なんだということ。

そうやって認識していくこと、
そのうえで
「どう接する」のか、
「何を、どう伝える」のかを
自分の頭で考えることが
自分自身の成長にとっても
大切になってきます。

自分の頭で考えることを
手放さないでくださいね。

あなたがしている子育ての、
本当の答えは、
あなたの中にしかありません。

そして
私の子育ての答えは
私の中にしかありません。

だからこそ、
日々起こる子どもとのあれこれに、
毎回頭から湯気がでるほど
考えながら、
トライアンドエラーを
繰り返しています。

子育てにおいても、
失敗は成功の母。

たくさん失敗もしながら、
それでもそこから学び、
立て直していく作業が続きます。

そうやって
試行錯誤を続ける過程そのものが、
子育てなんだと私は思っています。

安易に自分の子育ての答えを
外に求めるのではなく、
自分の心に問いかけ、
自分の力で考え、
自分を成長させつつ、
子どもを育てていく。

子育てコーチングの目指すところは、
そういう子育てです。

だから、
子育てコーチングは
楽で、楽しい子育てではありません。

地道で、
忍耐力が必要とされ、
手間暇がかかり、
長い時間をかけて、
積み上げていくもの。
それが、子育てコーチングでの
子育てです。

大変な道のりではありますが、
手ごたえを感じ始めると、
自分が変われますし、
子どもとの関係性も変わっていきますし、
子ども自身も変わっていきます。

それは、
何度失敗しても、
自分がなりたい
親子関係を目標におきながら、
何度も繰り返し実践しつづけることで
手に入れられるもの。

ありがたいことに、
一度や二度の失敗で
子どもとの関係は
壊れたりはしません。

壊れはしないけれど、
信頼関係は
弱くなっていきます。

積み木のように、
何度崩れても、
また積みなおし、
親子関係を組み立てなおし、
なんとか壊れないくらい
強い信頼を築いていく作業です。

自分とは「違う」子どもを
どう認め、
信頼関係を築いていくのか。

自分で考え
実践していく子育てを
手に入れることで、
自分で考え行動する子どもを
育てていくことが
できるようになります。

親がしようとしていないことを、
子どもにさせることは
とても難しいことです。

子どもを変えたいなら、
まず自分が変わること。

そのためには、
日々の自分の考え方や行動と向き合い、
なぜそうしたいのか、
どこを、どう変えていきたいのか、
しっかりと考えてみてくださいね。

カウンセリングで
そのお手伝いも
しています。

昨日も、
日曜の夜だというのに、
友達とボーリングに出かけた次男が
帰宅したのは12時過ぎ。

日曜だし、
もう学校始まるし、
10時半くらいから、
「そろそろ帰っておいで~」
とメールで呼びかけたのですけどね。

「ボーリングやし、すぐには無理」
という返事が返ってきてましたよ(涙)。

外にいて、
家で寝ている次男を起こすときは、
しつこいくらいメールしますが、
「帰っておいで」メールは
さりげなく、
2回くらいにとどめます。

しかも、
「帰りなさい」
は使いませんし、
「何時だと思ってるの?」
も使いません。

友達の手前もあるだろうし、
怒りは怒りを呼びますし、
自分は信用されてないんだと
次男に感じてほしくないから、
表現や声をかける頻度は、
めちゃくちゃ考えて、
やってます。

怒って厳しくすれば、
解決するとは
「私は」思っていないので、
こういうやり方です。

でもこれは、
あくまで「私の」やり方。

こんなの生ぬるい。
と感じる人もいるでしょうし、
こういう風にはしたくない人も
いて当然です。

人の数だけ
思いがあり、
考えがあり、
やり方があります。

「あなたの」やり方は
どんなやり方ですか?

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