泣きたいのは、私のほうだよ。

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小さなお子さんに対する
子育てコーチング。

昨日は、
まずその気持ちを
受け止めてあげる。
ということを
書きました。

ではその受け止めた気持ち、
どうすればいいの?

ということです。

せっかく作ったのに、
まるでご飯をたべることに
興味が向いていない。

出かけたいのに、
着替えをしてくれない。

「さあ寝ようね」
と言っても、
全く寝てくれない。

今からごはんの支度を
しないといけないのに、
1人で遊んでくれなくて、
ずっとまとわりついてきて、
動けない。

今、したくないその気持ちも、
わからなくはない。

でも、
親にも生活のペースや、
日々の予定や
することがあり、
譲ることができない場合もある。

無理矢理
食べさせたり、
着替えさせたり、
寝かしつけたり。

あの手この手で
頑張っているけれど、
結局最後は、
怒ってしまう。
泣かせてしまう。

気づけば
朝から晩まで
何かにつけて
イライラして
子どもを怒っている自分がいる。

こんなとき、
どうすればいいの?
うまく収める方法はないの?

悩みますよね。

子育てなんて、
学校では
教えてくれない。

誰も教えてくれないのに、
産んだら
「はい、今日からお母さんですよ。
今日からあなたが
育ててくださいね。」
って任される。

我が子はまだ
言葉も話せず、
意思の疎通もできず、
ただただ
あらゆることに、泣く。

少し大きくなってくると、
意思は見えてくるものの、
こちらの思いとは
全く逆のことを主張され、
泣きわめく。

泣きたいのは、
自分なのに。。。。

そう思いながら、
育てていませんか?

なんで、うまくいかないんだろう。

どうすれば、
うまくいくんだろう。

私って母親に
向いていないんじゃない?

子育てが
こんなに大変だなんて、
もっと早くに知っていたら。。。。

そして、
解決法を探しに、
検索の日々。

でも今度は、
ありとあらゆる
接し方が見つかり、
どれを選べばいいのか、
わからなくなる。

正解はなに?
私はどうすればいいの?

そもそも
子育てに、
「正解」は、ありません。

そして、
お互いの求めているものが
全く異なり
ずっと平行線なのを、
解決する方法なんて、
ないってこと。

これは、
親と子だけではなく、
大人同士でもそうですよね。

私たちは
大人も子どもも、
1人1人が
違う存在です。

同じことを
考える場合もあれば、
全く違う主張を続けることもある。

なので、
自分が今しようとしていることを
しようとするのが
困難になるのは
当たり前なのです。

ここまで読んで、
え?
解決方法ないの?
じゃあ結局
どうしたらいいのか
わからないままじゃないの?

って思いませんでしたか?

実は、
「誰もに共通する、一つの答え」
は、
子育てにはありません。

あるのは、
「それぞれの人の答え」
だけなんです。

答えは、
自分の中から
自分で見つけるもの。

子どもの気持ちを考え、
理解する。

自分の気持ちをよく考え、
見つめる。

そのうえで、
今、何をどうしたらいいのか、
を、
自分で考えて
それを実行する。

正しいかどうか、
うまくいくかどうかは、
やってみないとわからないし、
やってみても
わからない時もある。

それを日々繰り返していく。

それが
子育てですし、
子育てに限らず、
他人との関わりの中で
生きていくということは、
すべてこのパターンなのです。

子どもも含め、
自分以外はすべて、
自分とは全く違う人。

それぞれ
考えていることも、
行動パターンも
違って当たり前。

わかってもらえなくて
当たり前。

自分の思うようにならなくて、
当たり前。

相手に気持ちがあるように、
自分にも気持ちがあって、
どこに着地点を見つけ、
どうやっていくかは、
自分次第。

そして、
いつも「正しい」やり方を
選ばなければならないのではないし、
いつもうまくいかなければ
ならないのではない。

そのうえで、
相手の気持ちを認め、
自分の気持ちを認め、
「私はどうしたい?」
を考えて、
自分の行動、
自分のやり方、
自分の答えを見つけ、
実行していくのが
子育てコーチングのやり方です。

子育てコーチングを学び、
実践していくと、
自分の子育て、
自分の生き方を知り、
実際に行動に移すこと、
そこを通して、
子どもが自分の力で考え、
自分で行動していく力を
育てていくことが
できるようになります。

せっかく作ったごはんに、
子どもが興味を示さない。
遊びながら食べる。

それに対して、
怒ることもできるし、
別の、子どもが食べたい時間に
もう一度トライすることもできるし、
なんとか工夫を重ねて
子どもの興味が向くように
作戦を立ててやってみることもできるし、
放っておくこともできます。

どれも答えとしては、
ありなんです。

どの答えを選ぶのか、
一つを選ぶのか、
組み合わせにするのか、
順番にやってみるのか、
選択肢は無限にあって、
そのすべてが「答え」なんですよね。

時と場合によって、
親子の組み合わせによって、
いろんな条件の下で、
うまくいくやり方は
いつも違います。

他人の親子が
やってうまくいったことが
自分がやって
うまくいくかどうかは
わからない。

それが、子育てなんですよね。

だからこそ、
・子どもの気持ちを受け止める
・自分の気持ちを受け止める
・自分が今何をどうしたいのか考えて、
無限にある選択肢の中から、
自分で選び、
実行する
という手順で
やっていき、
うまくいかなければ、
再度同じ手順を踏んで、
別の選択肢を選び、
また実行する。

ただその繰り返しです。

ベースの考え方を知り、
自分の心を
自分の力で整え、
自分なりの答えをみつけ
実践していく子育てコーチングを
学ぶこともできますし、
他のいろんなやり方を
学ぶこともできますし、
たくさんの方法を知ったうえで、
自分なりのやり方に
たどり着くことも
できるでしょう。

さぁ
あなたは何を選びますか?

今のままでいく。

それも、
答えです。

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