子どもの「自分でする!」に悩んでいるお母さんへ

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小さなお子さんを
育てているお母さんにとって、
子どもたちの
「自分でする!」
に手を焼いている方も
多いと思います。

子どもたちの
「自分でする!」
は、
自我のあらわれ、
自立への第一歩。

できれば
させてあげたい。
と思いますよね。

でも現実は、
そうそうゆったりと
「自分でする!」
につきあってあげるような
心の余裕もヒマもない。
って感じ。

時間のない時、
焦っているときに限って、
「自分でする!」
が発動されるような
気すらしてきます。

私自身も
たくさんそこで息子たちと
バトルをしてきましたし、
耐えきれなくて、
キレていたことも
何度もあります。
本当に
難しいですよね。

しかも、
せっかく時間に余裕があって、
「さあどうぞ」
とさせてあげても、
うまく自分でできなくて、
結局かんしゃくを起こしてしまったり。

出来ない自分に
地団太を踏んでいるのを見ると、
「じゃあどうすりゃいいのよ」
って
見ている自分まで
泣きたくなってしまいます。

いつもいつも
こんなことで
親子ともども
イライラ、ピリピリしたくない。

ですよね~。

お母さんたちは、
子どもにさせてあげたい。
気持ちよく、
「やってごらん」
と言いたいし、
時間が少しかかっても、
頑張ってやり遂げて、
嬉しそうにする我が子を
見たいだけ。

なのにいつも、
全く逆の展開になり、
最後は親子で疲れ果て、
思うようにならない苛立ちを
お互いが抱えてしまう。

じゃあ
どうすればいいのでしょうか?

残念ながら、
すばらしい解決方法なんて、
ありません。

せいぜい、
時間の余裕がある場面を
意識して作り出すこと、
イライラしてしまう自分を
許すこと。
自分でやると言いながら
うまくできなくて
キレている我が子を
それでいいんだよ。と許すこと。

それって
いつもやってることだし。

と思われた方も
いるかもしれません。

そうです。
そうなんです。
そうやって、
親子でこの時期を
一緒に成長していくしかないのです。

だからこそ、
どうすれば子どもに
「必要以上に」イライラしなくて済むのかを
考えること。

小さなことで
いつもピリピリ、イライラしていると、
そのスイッチが
入りやすくなります。

後から振り返ってみたときに、
イライラしなくていい状況のときですら、
イライラしてしまったら、
それは自分が
無意識のうちに、
そのスイッチを
押しているということ。

まずは、
後からでいいので、
自分の状況を
冷静に振り返るように
してください。

それは
自分を責めるためではなく、
次にどうするかを
考えるため。

自分の行動を
客観的に見て
意識するため。

イライラしなくていい時に
イライラしている自分に
気づくことが
第一歩です。

そして次は、
振り返って気付く。
から、
その時に気付くことが
できるように
意識するタイミングを
増やしていきます。

結果イライラしてしまってても
まだいいので、
「あ、今私は
イライラしなくていい状況で
イライラしている」
ということに
気づける自分に
たどり着くこと。

そこができるようになって初めて、
気づいたときに
その感情をコントロールする段階に
入ります。

こうやって子どもは、
「自分でする!」
を繰り返すことで、
自分でできることを増やしていき、
親は
それにイライラしなくていい自分を
手に入れることで
感情のコントロール力を
身につけていくことが
できるようになります。

結局、
「自分でする!」

お互いの成長のために、
無くてはならない
大事なやり取りなんでしょうね。

しんどいから
そうならないようにする。

ではなく、
お互いのために、
敢えてその状況を何度も経験し、
それぞれが
成長していくために使う。

そんな風に考えてみませんか?

そして、
できるだけ
「自分でする!」
というお子さんの意欲は
そのまま受け止めてあげてください。

「どうせ無理やん」
「やめて」
と否定するのではなく、
「自分でしたい」
という気持ちだけでも
まずは
「そうか、自分でしたいんだね」
と、受け止めてあげてください。

その気持ちを
お母さんに受け止めてもらえるかどうか。
は、
子どもたちの
親に対する安心や信頼、
自分に対する自己肯定を
しっかりと育てる大事な部分なのです。

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