オオカミおかん

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台風が過ぎて
ホッとしたと思ったら、
今度は北海道で
大きな地震。

どうかどうか
ご無事でありますように。

このメルマガを書いているのは、
木曜日の夜。

そうです。
これから
次男の友達が
大勢やってくるのです。

PCのある、リビングを
一晩明け渡すことに
なっているので、
珍しく夜に書いています。

結局次男は、
リビングの片づけを、
水曜日の夜までに。という
約束の時間までには
できませんでした。

木曜の夕方以降も
なんどか声をかけ、
途中ケンカになりながらも、
ようやく片付けが終わり、
このブログを書き始める
少し前にようやく、
大勢でやってきても、
大丈夫な場所に
なりました。

私の希望に沿うように、
次男を動かすのは大変です。

だって次男は、
友達が来るから片付けよう。
とは思っていないのです。

床にほこりや髪の毛が落ちていても、
気にならないのです。

次男の友達が来るから片づけたいのは、
おかんだけ。

おかんの思うように
子どもを動かしたいから、
バトルになるのです。

おかんは、
リビングを自分の望むような
状態にするために、
前もって次男に、
「水曜日の夜寝るまでに、
リビングを片づけてね。
それができるんなら、
友達を呼んでもいいよ。」
という条件を出していました。

こういう時に大事なのは、
最初に出した条件は、
自分も必ず守ること。

今回の場合だったら、
「片づけないと、友達を呼ぶことは許可しない」
つまり、
どんなことがあっても
片づけが終わらない限り、
友達を家に入れない。
ってことです。

本当は水曜日の夜寝るまでが
リミットだったけど、
それに関しては、
最悪守らなくても仕方がない。
とは思っていました。

ただ、
実際に友達が来る前には、
絶対に掃除機をかけたいし、
マンションで音が響くので、
遅い時間には
掃除機をかけたくない。

ということは、
友達が来るよりも
もっと早い時間に、
次男には片づけを終了してもらわないと
いけない。

片づけと掃除を終えること。
は、
絶対に譲れない条件でした。

だから、
それが守れないのなら、
泊まりは絶対に
許可しなかったでしょう。

次男もそこは、
おかんが
言えば絶対にやる人だということを
知っているので、
ギリギリ許される範囲までは
ダラダラしていましたが、
一応片づけて、
帳尻は合わせてくれました。

結果は片付いたので、
もうこれでいい。

もっと早ければよかったのに。
とか、
あれこれは、言わないし、
思わないようにしています。

だって、
おかんの望みを通したのだから。

もしおかんが、
子どもたちの小さい頃から、いつも、
「○○しなかったら、□□はなしだよ」
と繰り返し言うくせに、
一度たりとも、言っていた「□□はなし。」
を実行していなかったら
どうなるでしょうか?

子どもたちは、
私の言うことを
信用しなくなるでしょうね。

そして、
「○○しなかったら、□□はなしだよ。」
は、
実体のないただの脅し文句だと気付き、
ますます言うことを
聞かなくなります。

まるでオオカミ少年みたいだ。

「○○しなかったら、□□は、なしだよ」
は、
万が一本当にそうなったら、
必ず実行すること。

こんなところで、
躊躇したり、譲歩している場合では
ないのです。

そもそも、
実行できない条件なら、
つけること自体がおかしいのです。

今一度、
自分の言葉に意識を向けて、
振り返ってみてくださいね。

あ、
夏休みの宿題や、
ちょっとしたテストの結果で、
「これで将来が決まる」
ばりに騒ぎ立てて、
子どもを脅すのも
同じですよ。

子どもはあなたの冷静さを
ちゃんと見ています。

また、
言葉の意味を
そのまま受け取ってしまう特性のある
子どもたちにとっては、
そういうやり方は、
トラウマになったり、
やる気を削いで
動けなくしてしまう可能性も
あるのです。

くれぐれも、
オオカミおかんには
なりませんように。

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