あたしゃどこを見てるんだ。って話

実は火曜日の朝、
腰をやらかしました。

その日は一日
歩くのもやっとでした。

昨日は少し動けるように
なりましたが、
歩く姿は、
まるでお婆さんのようです。

原因は、これだ!
ということが
わからなくて、
気づくともう痛くて大変でした。

そもそも、
前にも後ろにも筋肉がありません。
何度も指摘されてて、
ダメなのは知ってるけど。

なのに、
いつも重いものを
力任せに持ち上げてます。
主婦の毎日は、
そんなことばかりです。
山盛り洗濯物のかごとか、
重いお皿とか、
重い鍋とか。
ダメなのは知ってるけど。

何が不安なのか、
いつもバッグが超重いです。
大したものは
入ってなくて、
必要なものは、
しょっちゅう入ってないのに、
重いです。
ダメなのは知ってるけど。

鍼をうってもらい、
湿布をして、
できるだけじっとしていようと思うのに、
こういう日に限って
用事を見つけてしまい、
夕方勢いでゴミ箱洗ってしまいました。
ダメなのは知ってるけど。

いえいえ、
今日はそんな話ではないのです。

腰が痛いので、
押入れから布団を出すのは
さすがに無理っぽい。
そう思ったので、
バイト帰りの次男に、
「今晩布団を出してくれへん?」
とお願いしてみました。

次男は意外にもすんなり
「いいよ」
と言ってくれました。

やっぱりいいヤツだな。

ところが、
夕食を食べたら、
食卓の椅子を2つ並べて
横になって寝てしまいました。

おいおい
おかんの布団はどうすんだ?

洗濯物を畳みつつ、
次男の様子をうかがいます。

テレビも消したし、
ぐっすり寝る気まんまんやん(呆然)。
椅子の上やぞ。

ため息つきつつ、
「結局次男ってば、いつもこうなんだ。」
って、
心の中で呟いているおかんがいました。

でも、
その日のおかんは
いつもと違いました。

「いつもって、ほんと?」

疑い深いおかんと、
諦めモードのおかんが
脳内で会話を始めます(大丈夫か?)

疑「ほんとにいつも、
毎回かならず、頼んだことをしてくれないの?」

諦「いや、毎回・・・ではない。
たまに、頼んですぐにしてくれることもあるし、
あとからしてくれていることも、ある」

疑「じゃあ、いつもしてくれない。
は正確ではないってことかな?」

諦「ああそうだった。
してくれることもあるけど、
今回はしてくれなさそう。ってだけ。
眠くて、できないのかもしれない。
でも、すんなり返事をしてくれたところを見ると、
しようとは思ってくれたみたい」

疑「じゃあ訂正しよう。
やってくれることもあるけど、
疲れていて、できないこともある。
やるって言ってたけど、今日は寝落ちしたっぽい。
でも、まだしない。って断定はできない」

そうだったんだよな。

別にいつもいつも、
頼んだことをしてくれていないわけでもない。
すぐにしないことも多いけど、
絶対にしないのではない。

それなら怒りには
繋げなくていいな。

私たちはよく、
自分の思い通りにならないと、
「いつも、そう」
って感じてしまう。
そして、
その出来事を記憶の中に
刻み込む。
「いつも、そうだ」
「まだだ」
って感情とともに。

そして、
自分の思い通りになると、
満足してしまって、
記憶に残さない。

その結果、
あとから振り返るとどうなるか。

自分の中には、
思い通りにならない事実しか
残っていない。

記憶が偏っていることに気付かず、
私たちは、目の前のことを判断するのに、
この記憶に頼ってしまう。

だから、
ネガティブに
物事を見てしまいやすいんだ。

そうなんです。
そういうことなんです。

子どもがしてくれたこと、
子どもができたこと、
子どもができていること。

それらはみんな、
私たちの目には、
当たり前のことにうつってしまい、
注意を払わず、
どんどん見過ごしていってしまう。

本当は、
そこにこそ、
見るべきものがあるのにね。

まずは、
自分が見逃している。ってことに、
気づきましょ。

その次は、
見過ごしていることに
意識を向けて、
してくれたこと、
できたこと、
できていることに
喜びましょう。

そして子どもに感謝しましょ。

しっかりと
記憶に残しておきましょ。

この子はできる子なのよ。

この子は優しい子なのよ。

いつもありがとう。

って思えるように。

1時間ほど椅子の上で寝て、
突然ガバッと起きて、
トイレに立った次男。

今がチャンスだ!


改めて声をかけてみました。
「お布団、お願いできる?」

そして洗面所から戻ってくると、
私は押入れから出しただけの
三つ折りで置いてある布団を
想像していたのだけど、
ちゃんと敷いて、
枕も掛け布団も、
セットされてました。

おぉ!
旅館みたいじゃん!

おかん感激!!

この嬉しさを、
しっかり胸に刻んでおこう。

ほんとにいいヤツだ。

うっかり疑っていたことを、
反省。

これからは、
してくれない人としてではなく、
お願いしたら
ちゃんとしてくれる人として、
記憶しておこう。

ということは、
本人が「無理」
って言ってるときは、
本当にできないときなんだな。

イラついて「無理」
とか言ってる気がして
腹を立ててたけど、
出来ないときだったんだな。

あんまり責めないでおこう。

してくれなくて、
私が困ることもあるけど、
私がしてあげなくてm
次男が困ることあるもんね。

お互いさまだね。

出来ていないことではなく、
出来るところを見る。
というのは、
意識せずに
簡単にできることでは
ありません。

もちろん、
簡単に出来る人も、
いるだろうけど。

だから、
筋トレのように、
出来るようになるまで
意識して続けていって、
自分の筋肉にしていく必要が
あるのです。

あきらめないで、
続けましょ。

できるところを
見てあげられるおかんになるまで。
出来る子だって
思ってあげられるおかんになるまで。

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