仲よし親子になるためには

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仲良し親子と
不仲良し親子。

不仲良し親子の親は、
子どもを束縛します。
どんな小さなことも、
すべて親が把握しようとします。

子どものことは、
自分のことと同列で考えていて、
境界線を引いていないからです。

なので子どもは
いつも反発しています。

不仲良し親子の親は、
いつも子どもを疑っています。
子どもがウソをついたり、
隠し事をしているのではないかと
まずは考えます。

自分もそうやって、
人に対してウソや隠し事をして
生きてきたからかもしれません。

人にウソをつかれたり、
隠し事をされたりしてきて、
人と信じることが
怖いと思っているからかもしれません。

なので、子どももいつも、
親を信用していません。

不仲良し親子の親は、
子どもの行動を邪魔します。

子どもが勉強しようとすると、
勉強しなさい
と言います。

子どもが遊びに集中していると、
片づけをしなさい
と言います。

子どもの行動からではなく、
自分の都合で指示をしているのです。

今これを言えば、
子どもはどうなるか。
ではなく、
自分がこうしてほしいから、
子どもにさせる。

という考え方をしていて、
完全に自己中ですね。

なので子どもも、
自分中心の考え方に
なっていったり、
自発的な行動をやめて、
ただ指示に従う
無気力な子になったりします。

不仲良し親子の親は、
都合が悪くなったり、怒ると、
子どものことを無視します。

子どもにわかるように、
冷静に言葉で説明する。
ということから
逃げていたり、
怒りを表す手段を
それしか持っていないからです。

無視された子どもは
傷つき、
親を信用しなくなります。
親の関心をひこうとして、
親や周りの人の嫌がる行動をします。
彼等は必死で、
自分のことを見てもらおうと
しているだけなのです。

不仲良し親子の親は、
子どもの言葉を
まずは否定します。

悪意があって
やっているのではありません。
心配だから、
正そうとしているだけなのです。

けれど子どもは、
傷つきます。
否定されるのがイヤで、
チャレンジしなくなります。

否定されるのがイヤで、
本心を明かさなくなります。

不仲良し親子の親は、
子どもの失敗を、
子どものいる前で、
笑いものにしたり、
きつく叱ったりします。

失敗が大嫌いだからです。

もしかしたら、
自分も小さい頃から
失敗したら
そういう態度をとられてきたのかも
しれませんね。

子どもは、
同じように、
失敗をひどく恐れるようになり、
自分からチャレンジをしようと
しなくなります。

失敗は、
成功の母なのにね。
人は失敗を重ねるからこそ、
成長していくのにね。

不仲良し親子の親は、
子どもがいないところで、
子どもの悪口や愚痴を言います。

ここなら子どもにバレないと
思っているからでしょう。

でも心で思っていることは、
必ず本人に伝わります。
また、
悪口や愚痴を言っても、
気持ちは救われません。

永遠に悪口や愚痴を
言いつづける人になるだけです。

なので子どもは、
親を信用しなくなり、
最悪親を大嫌いになります。

不仲良し親子の親は、
子どもに隠し事をしたり、
ウソをついたりします。

子どものことを思って。
子どものために。
子どもが心配だから。

でもそれは、
いつかバレます。

そして、
さらに信用を失います。

仲良し親子になるためには、
逆のことを
すればいいのです。

子どもの自由を認め、
見守ります。

子どもを信じて見守ります。

子どものペースを尊重して、
見守ります。

いつも子どもと向き合い、
目を見て言葉を交わしています。

子どもの言葉を
しっかりそのまま受け止めて、
耳を傾けます。

子どもが失敗しても、
それをそのまま認め、
次があるよと応援します。

子どもがいても
いなくても、
子どものいいところを
しっかり見ているし、
人にも伝えられます。

どんな時も、
正直に子どもと向き合い、
自分の所有物かのように
扱うのではなく、
1人の人として、
接します。

さて、
あなたはどっち?

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