ゲームもスマホもバイクも・・・渡す前にしておくこと。

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修学旅行に行っていた
友達たちが
土曜日に帰国しました。

次男の体調も、
ほぼ良くなり、
日曜日には
久しぶりにみんなと
会えたようです。

夜になって、
機嫌良く帰宅したのかと思えば、
「バイクで転倒した。
デニムのパンツがダメになった。」
と言ってリビングにやってきました。

見ると、
手のひらと膝を擦りむいています。

雨が降っていて、
路面が濡れていたのと、
やっぱり乗り慣れてきて、
ちょっと油断したんでしょうね。

アスファルトで擦りむいたので、
大きさの割には、
ひどい怪我。

まぁでも
このくらいの怪我で済んで、
良かったですし、
バイクも無事だそう。

不幸中の幸いです。

こんなとき、
バイクに乗ってるところから
責めてしまっては、
それまで築いた信頼は、
台無しです。

そもそも、
バイクに乗るということは、
そういう危険や、
もっと大きな事故の可能性も、
あるということ。

それを認識したうえで、
乗っているのだから、
今さら
「だからバイクは」
なんて言えないのです。

それに、
危険なのは、
バイクだけじゃありません。

自転車だって、
歩きだって、
安全とは言えないのだから、
バイクのせいには
できないのです。

運転の不注意は、
もうすでに自分で
十分振り返って
反省もしているでしょうから、
そこは、
責めるところではないと
おかんは思っています。

なので、
「その程度の怪我で済んでよかった。
雨の日は滑りやすいから、
危ないよね。」
とだけ伝え、
一緒に大き目のばんそうこうを探し、
片手が使いづらい次男に、
貼ってあげました。

昔ほど
怪我もしなくなってきたので、
ばんそうこうも
そんなにストックがなく、
仕方ないので
おかんは閉店間際の
ドラックストアに
ビックサイズのばんそうこうを
改めて買いにいくはめに
なりましたけど、
こんなときは、
できることを
するだけですからね。

こういうことが
起こってから、
文句を言ったり責めたり
しないこと。

それが嫌なら、
そもそもバイクを買うのを
絶対に許さなければ
よかったのです。

それを許した。
ということは、
それに伴う危険性も
背負いこんだということです。

バイクだけではなく、
他の事でも
同じですよね。

ゲームやスマホを渡すということは、
子どもがそれに
のめり込む可能性も
あわせて受け入れる。
ということ。

それが嫌なら、
そもそも渡さないか、
のめり込まないような、
習慣づけや、
ルール決めをして、
守れるような子どもに
育てておくことが、
本当は必要で、
安易に渡したのなら、
もうそれは、
仕方のないことなんですよね。

まわりのみんなが使っていて、
我が子だけ持たせないと、
友達付き合いに影響する。

事実それは、
あるかもしれません。
でも、
それだけの理由で、
安易に買い与えると、
後から後悔することが多いです。

ゲーム以外の部分で、
きちんとした生活習慣や、
親子で決めたルールを
しっかり守れる子どもに
できるかどうかは、
親の努力と忍耐、
そして、どれだけ信頼関係を
親子間で築いておけるかに
かかっています。

自分がそれをしないで、
子どもが望むままに、
ゲームやスマホを渡して、
やめない、離れない。
と言っても、
今更なんです。

事前にルールを決めずに
渡してしまっているのなら、
その後に起こることは、
想定内だから仕方ないでしょう。

事前に約束したルールが
守られていないのなら、
毅然と取り上げるべきでしょう。

そのどちらもしないで、
安全圏から文句だけを
言っているのであれば、
それは親子の信頼を、
みずから壊しているようなもの。
止めた方がいいですよ。

私はバイクについて、
次男の性格も考慮しましたし、
購入前に、
無謀運転をすれば、
どんな迷惑を
周囲にかけて、
どれだけ自分が困ることになるのか、
本人に考えさせました。

乗ってからも、
安全に運転していることを
たびたび確認していましたし、
そんな次男を信頼していました。

こういう怪我や、
場合によっては
巻き込まれ事故だってあるのは
認識したうえで、
乗ることを認めたのだから、
想定内だと思っています。

「修学旅行も行けず、
バイクでコケて怪我もして、
一体なぜこんなにも
ツイてないんだろう」

とばんそうこうを貼り終わったあとに、
つぶやく次男。

冷静に
おかんもつぶやいておきました。

「そうだね。
まずは、身の回りと生活習慣を
整えよっか。」

きっとまだすぐには、
伝わらないと思うのですけどね。

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