子どもの機嫌が悪いです

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前回の記事で、
次男とのかかわりが
増えたことについて
書いていました。

確かに、
部屋にこもらず、
リビングで
次男が過ごすことも多く、
会話も以前より
増えたのは確か。

だからといって、
次男がいつも
気持ちよく笑顔で
いてくれているのか、
と言えば、
実はそうではありません。

昨日の夕方、
バイト終わりの次男は、
むすっとしていて、
あまり何も話してはくれず、
こちらから話しかけても、
あんまり反応もしてくれない様子でした。

機嫌が悪い。
というほどではないけれど、
声をかければ
最低限の返事だけは
返ってくる。
そんな状態です。

「もうちょっとちゃんと返事、してよ」
「何かあった?」

その態度について、
言葉をかけようと思えば、
いくらでも出てきます。

けれども私は、
一切何も
言いませんでした。

もしかしたら、
バイトで疲れているのかも
しれない。

もしかしたら、
バイトで何か怒られたのかも
しれない。

ただ単に
眠いだけなのかもしれない。

理由はいろいろ
あるのかもしれません。
もしかしたら、
次男自身もわかっていないかもしれません。

けれど、
いつも機嫌良く過ごさなければ
いけないわけではないし、
こんな状態の時に、
あれこれしつこく聞かれるのが、
本人にとって嬉しいのかどうか。

そう思うので、
そっとしておきました。

人間なんだから、
子どもだって、
機嫌が良くないときもある。

自分がいつも
笑顔でいるように努めているからといって、
子どもにもそれを
強要することは
ないのです。

子どもの機嫌が悪いようだから、
直さなくては。
笑顔にさせなくては。
そんな風に考える必要は
ないと私は思っています。

疲れているときだって、
あるよね。
会話したくないときだって、
あるよね。
めんどくさいときだって、
あるよね。

子どもの状態を見て、
なんとかしようとするのは、
その状態を
そのままで受け止めていることには
なりません。

逆に、
しんどくても見せてはいけないんだ。
機嫌が悪いことを、
出してはいけないんだ。
いつも笑顔でいなければ
いけないんだ。

と思って、
ストレスを感じたり、
家でリラックスできなくなったりしたら、
家という場所の意味も
なくなってしまいます。

確かに接する側にとっては、
むすっとされていたら、
不安になったり、
イライラしたり、
あまり嬉しい状態では
ないと思います。

けれども、
子どもはあなたを安心させるために
いるのではありませんから、
子どもがありのままの姿で、
目の前にいることは
悪いことではないのです。

子どもの機嫌が悪いから、
反応が悪いからと言って、
自分もそこに巻き込まれる必要も
ありません。

子どもは子ども。
私は私。

いつも通りに接し、
いつも通りに声をかけ、
自分は自分のすることを
淡々とこなして、
時間を過ごす。

そんな日があってもいい。
それも
受け止めること。
それも
認めること。

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