話さない自由

思春期男子の母のお悩みで多い、
「子どもが何も話してくれない。」
っていうのがあります。

思春期男子だけではく、
思春期女子も
そうかもしれないし、
小学生男子も、
小学生女子も、
そういうところ、
あるかもしれませんね。

こういう悩みを抱えるのって、
「子どもの考えていることを
すべて知りたい!」
という欲求や、
「知らないと不安」
という漠然とした気持ちから
来ていることが多いですね。

おかんに言わせれば、
「知ってどうする?」
ってツッコミたいところですが(苦笑)。

だってね、
知ったところで、
安心なんて
出来ないと思うんですけど。

下手に聞いちゃったことが原因で、
さらに不安が増すことだって
多いですし。

そもそも
どこが「すべて」かなんて、
わからないから、
この欲求には限度がありません。

相手が全部話してくれているのに、
「もっと話していないことがあるはず」
なんて思い始めたら、もう大変です。

まさに、無限地獄。

怖すぎる。

じゃあ、
「子どもの考えていることを
すべて知りたい!」
って思ったらどうするのか。

子どもに言うことを
強要するのではなく、
自分が子どもにとって、
心を開いて話しやすい相手になる。
子どもに信頼される親になる。

それしか解決法は、
ありません。

今全く話してくれていないお子さんなら、
ある程度は話してくれるように
なるでしょう。

あとは、
子どもの「話さない自由」を
認めてあげること。

自分に置き換えて、
考えてくださいね。

もしも自分の親や友達、
パートナーに、
「あなたの考えていること、
すべて知りたいの。
何でも全部話して!」
って付きまとわれたらどうします?

「うん!いいよ!」
って言って
すべてを話してあげますか?

え?
できんの?
すべての人に対して?

ならしょうがない。
子どもにそれを
望みたくなっても
仕方がないでしょう。

叶うとは思えないけれど(苦笑)。

多くの場合、
「なんでも話してくれなくてはイヤ!」
そう言って付きまとうのが、
親きょうだいやパートナーなら、
逆にそれが、家庭内のもめごとの原因に
間違いなくなるでしょうし、
友達なら
ストーカー決定です。

よくあるじゃないですか。
不安のあまり、
GPSでパートナーを
監視するとか。

最後はあれに
行きついてしまうんですよね。

そう、束縛ってやつです。

だから。

「子どもが何も話してくれない」
は、
ある意味健全な証拠です。

話さない自由を
子どもは持っている。
これは親に話す。
これは、親には話さない。
これは、親にも友達にも話さない。

ちゃんとTPOを考えて、
行動している証拠。
考える力が
あるってことだから、
どうぞ喜んであげてくださいね。

あなたの育て方は、
間違っていない。

我が家の息子たちとは、
どちらかというと、
よく話をする方ですし、
今だに相談なんかも
してくれています。

けれども
彼らがすべてを
おかんに話しているわけではない。
っていうことは
わかったうえで、
話してくれていることだけを全部、
しっかり耳を傾けて
聴いています。

子どもが話してくれない。
と思う前に。

あなたは子どもの話に
きちんと耳を傾けて
「聴いて」いますか?

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