それがコーチングのやり方だっ!

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今日の夜は、
文化祭前夜で
次男の友達が大量に
我が家に泊まりに来る日。

その条件として、
「リビングの私物を
片づけること。」
という約束を、
次男としました。

約束をした初日は、
本人も張り切っていたので、
大量に室内物干しに
かかっていた
洗濯済みの服を
自分の部屋に
持っていってくれました。

翌日見たら、
クローゼットに入りきらず、
けっこうな数の服が、
ハンガーのまま
机の上に山積み。。。
(誰がフランス人目指すって言った⇐しつこい)

まぁそれは
今回はいいとして、
今朝起きたら、
やっぱりソファー周辺の
脱いだ服やら、
食べたお菓子の包み紙やら、
自分が取り寄せた
通販の箱やらが、
片づけられずにそのまま。

おとといの台風で
部屋に水が入ってきたときに、
私がとっさに
その全部を
ソファーの上にあげたので、
見た目床はスッキリしてますが、
それではあかん。

昨日の夜、
遅くに帰宅して
晩ごはんを食べている次男には、
「寝るまでに片づけるのが
約束やったんよ」

再度伝えて、
本人も
「わかった」
と言っていたはずなのに、
やっぱりそのまま。

さて、どうするか。

昔なら
気づいた瞬間
本人の部屋に突撃して、
「どういうことやねん!!」
って怒っていたでしょうけど、
結局大ゲンカになってしまうので、
まずは、
「突撃して責める」
ことをやめて、
「いったん作戦を考える」
ことを決めました。

頭では
すべきことをわかっているのに、
その場面になったら、
それができなくて
悩んでいる人、多いですよね。

その原因は、
頭でわかっただけで、
「そんな時、自分はどうする?」
をルールとして決めていないことが
多いです。

ルールを決めていないから、
感情で動いたり、
毎回違う対応をしたり
してしまうのです。

だから、
「もう私のこんな対応イヤ!」
って思ったら、
まずは
「じゃあ私はどう対応したいの?」
を考えて、決めてください。

決してそこで、
「どんな対応をすればいいですか?」
って誰かに聞かないでくださいね。

答えは
他人からもらうものではありません。
自分で考えて、
自分がしようと思うこと。
それが答えですから。

他人の答えを聞いて、
それについて自分で何も考えずに
やってみるのは、
頭でわかっているだけと
ほとんど同じです。

そうすればいいんだよ。
というおかんに
アドバイスを求めてくださるのは、
いいんですよ!
でも最後は、
自分でどうするのか。
を決めてから動いてくださいね。

毎回そこで
部屋に突撃して責めるのか、
いったん考えて、作戦を練るのか、
しばらく本人を泳がせて様子を見るのか、
ひと言だけにっこりしながら
注意して、それでもしなければ、
怒るのか。

どんな風に決めたって
構わないのです。
ただし、
自分が「これならできる!」
と思えることを、
決めてくださいね。

教科書通りの対応は、
他人の意見で動くのと同じなので、
それもやっぱり
うまくいきませんから。

大事なことは、
何をどう決めるのか。
ではなく、
「自分で決める」ということだから。

自分でこの問題には、
こう対処しよう。
と決めたら、
あとはそれに従って、
やってみるだけ。

もちろん、
今までと違うやり方を
することだってあるので、
うまくいかないことも
山ほどあるでしょう。

でも大丈夫!(誰?)

諦めずに、
自分で決めたルールを
何度も思い出し、
クリアできるように
努力するだけです。

それがクリアできて、
「私は自分で決めたことが
守れた!できるようになった!」
という喜びをかみしめたら、
次のステップに移ります。

もう一度、
「じゃあ私はどうする?どうしたい?」
から次のルールを作り、
それを繰り返し
やってみることで、
自分のモノにしていくのです。

自分を変える。
って、
結局はその繰り返し。

1ミリくらいの、
自分で楽々越えられる、
自分で考えた、
自分仕様のハードルを、
ひとつづつ置いて、
クリアしていく作業の積み重ねなんです。

だから、
途方もない時間がかかりますし、
諦めない心が必要です。

でも、
頑張らなくてもできるか、
少しだけ気分よく頑張れるくらいの
ハードルしか置かないので、
毎回「できた!」
を積み上げて、
自信を持ちながら前に進むことは
できるでしょう。

おかんが、
子育てコーチングを
自分のモノにしてきたのは、
このプロセスを
たどってきたから。

そしてそれが、
コーチングの手法なのです。

残念ながら、
一足飛びに
願う状態に
子どもを持っていく魔法は
どこにもありません。

あるのは、
自分に課した
地道なハードルのみ。

それでも、
「変わりたい!」
「もっと子どもといい関係を築きたい!」
という方は、
おかんと一緒に
取り組んでいきましょうね~!

朝6時から
次男に「約束を守れないなら、
泊まりは、なしだよ!」
と伝えること3回。

6時50分、ようやく起きて、
片づけ始めました!

それでもしないときは、
本当に泊まりの許可を
取り消そうと思っていたのですが、
これでお泊りも、
できそうですね。

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