どうせ自分のことなんてわかってはくれないんだ

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親子のつながりって、
切っても切れない。
とか言いますけど、
実は結構脆いものだと
おかんは思っています。

たしかに
血のつながりを
断ち切ることは
できません。

けれど、
信頼という絆は、
意識してつないでおかないと、
壊れてしまうものなのです。

もちろん、
信頼だって、
すぐに壊れたりはしません。

でも
その安心感から、
子どもの気持ちを考えずに、
親側の言いたいことばかりを
言いつづけていたら、
知らない間に
子どもの方で
親を信頼するのを
やめてしまうことが
あるのです。

誰だってそうですが、
自分の気持ちを
思いやってくれない人のことなんて、
信じようとはしないはず。

どうせ、自分のことなんて、
わかってはくれないんだ。
自分のことなんて、
信じてはくれないんだ。

そう思うと人は、
それ以上自分の心が傷つかないように、
相手のことを信頼しなくなります。

私たちだって
そうしてきたはず。。。

そうなってしまったら、
子どもの信頼を取り戻すのに、
長い時間がかかります。

子どもの心から、
疑いを取り除き、
心から信頼してもらうために、
時間をかけて
また信頼を
構築していかなければならないのです。

子どもから信頼を得る第一歩。
それは、
子どもの話を「聴く」こと。
そして、
子どものことを「認める」こと。

子育てコーチングの
基本の「き」です。

どんな時でも、
どんな内容でも、
子どもの話に
まずはしっかりと耳を傾け、
子どもの気持ちを
受け止めてみること。

ここで
反論したり、
批判したり、
正論で論破したりしていたら、
信頼関係はいつまでたっても
築けません。

こどもの言いなりになるのではなく、
子どもの言うことを
しっかりと聴くこと。
子どもの気持ちを
大切に受け止めること。

こちらがそう出来ないと、
子どもは親の話を
聴く耳をもたないでしょうし、
親の気持ちだって
受け止めてはくれなくなるでしょう。

手を止めて、
真剣に子どもの話に
向き合っていますか?

どんなにしょうもないと
感じる内容であっても、
きちんと向きあっていますか?

親にとっては
しょうもないと感じる内容であっても、
子どもが言ってくるのは、
聴いてほしいからですし、
子どもにとっては、
話したい内容だからです。

自分の感情ではなく、
子どもの感情に寄り添い、
しっかり受け止めて
聴いてあげてくださいね。

3連休の最終日だった昨日の夜、
再び次男が
「友達が泊まりに来てもいい?
明日一緒に学校に行くから」
と言ってきました。

文化祭前日の
悪夢のような大人数のお泊りで
もうこんなのこりごり。
と思って、
そのことを次男に伝えていたからか、
「うるさくしないと約束はできる?」
と聞くと、
「あの日の騒音で母さんが怒ってたことは
みんなに伝えてるし、
今度はしっかり気を付ける。
それに、そこまで大人数ちゃうし。」
というので、
信じてOKを出しました。

騒音は嫌だけど、
友達と一緒に過ごしたい
次男の気持ちはわかるから。

しかも、
悪かったことは
ちゃんと反省してくれているし、
さらに気をつけようと
してはくれている。

それなのに、
おかんが信じてあげなくて、
「もうダメ」
「二度とお泊りは無理」
ってやみくもに
反対するのは、
私はどうかと思うから。

子どもって
失敗しながら
成長するもの。

見通しが甘くても、
約束を破っても、
言ってることとしていることが違っても、
それも彼らの経験だし、
悪気があって、
わざとそうしているのでないなら、
そこは彼らの気持ちを
信じたいと思っています。

一晩経ったけど、
本当に泊まりにきてた?
くらい静かな夜でした。

もしかしたら、
自分の布団でいつもの場所で
寝ていたから、
知らずに爆睡してただけかも
しれないけど。

そう思っていたら、
朝6時半。
次男が起きてきて、
「順番に洗面所を使うから」
と言ってきました。

彼は彼なりに、
気を遣ってくれている。
そう感じました。

大人数でのお泊りは、
次男にとって
いい経験になったのだと
思います。

大変だったけどね。

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