言うことと、していることが違う

次男は今日から、
新しいバイト。
平日はドラッグストアで、
土日は結婚式場で
働くようです。

これまで、
いろんな職種を経験してきた
次男。

バイトを始めてから、
何度か伝えていたのは、
バイト代の振込口座を
きちんと通帳記入しておくこと。

それをしないと、
まとめて総額だけの記載になって、
いつどれだけ
入金があったか、
自分が出金しているのか、
内容がわからなくなるよ。
ってこと。

ですが、
結局守られることなく・・・

先日郵送で、
半年分くらいでしょうか、
明細が届いてました。

それを見て
おかんが気付いたこと。

たしかに、通帳には
総額しが記載されないけれど、
明細は届くのだから、
内容が把握できなくなることはない。

じゃあ、
「把握できなくて困るよ」
という言葉は使えないな。

本人が、
送られてくる明細で把握するからいいや。
と考えるのであれば、
それも仕方ない。

それに次男の口座は、
ネットでも確認できるもので、
自分で家計簿アプリに
連携させているので、
だいたいはネットで把握しているのだった・・・。

アプリを無料で使っているので、
過去1年分しか
さかのぼれないけれど、
本人が困っていないなら、
それでいいのだ。

じゃあもう、
通帳記入いらんやん。

自分の感覚だけで、
子どもに偉そうにモノをいうこと、
やめよう。

また、
その明細が届いて
中を見ていた次男は、
「こんなに稼いでたんだ」
って、
改めて気づいたようでした。

毎月の金額ばかりを
追いかけていると、
トータルで見たときに
結構びっくりしたり
しますよね。

でもその割には、
口座にお金は残っていない。
おかんが貸したお金も、
戻ってきていない・・・・

おかんは前々から、
「自分が稼いだ総額を知れば、
ちょっとは使い方を改め、
貯金する方向に
傾くのではないか。」
とひそかに期待をしていました。

けれど今回、
明細を見て、
入金額の総額を見た
次男の感想は、
おかんの想像とは
ちょっと違ってて。

「稼いだお金の
ほとんどを使ったけれど、
そのお金で
満足や楽しさや充実感を
手に入れたからいいや。」

ですって。

違う!
おかんの感じる気持ちとは違う(当たり前だ)!
新人類だ(古)!

おかんは、
まるで呪いにかけるかのように、
「自分の浪費を反省しろ~」
と念じていたのですが(笑)、
本人はあっさりと、
「満足!」
と言い切ったのだから、
まるきり視点が違う。

それが
いいのか悪いのか。
判断は、できません。

何をもって
いいとか悪いとか
そんなこと、
誰かが判断できるものではないのです。

どちらも、
それぞれの個人の考え方であり、
それぞれの答えであるから。

そしてその答えは、
その人にとっては
正解なのだから。

おかんは、
おかんの視点から。
もしかしたら、
世間一般の常識的な視点から、
考えていたのかもしれません。

それがもう古いとか、
間違っているとかいうわけでは、ない。

けれども、
次男の考え方が、
間違っているというわけでも、ない。

次男は、
自分のここまでの
お金の使い道を肯定し、
自分が過ごしてきた時間を
まるごと全部
肯定できているのだから。

肯定しているのに、
わざわざおかんが
否定する必要は
ないと思います。

それに、
次男だって、
車が欲しいと常々言っているし、
貯金しようという気持ちも
ないわけではない。

けれど、
今すぐにそれは
行動とは結び付いていないだけ。

彼は彼なりに、
貯金と今の楽しみとを、
自分で考えて、
選択して行動しているにすぎなくて、
そのことに
本人はとても満足している。

なのに、
貯金ができない子。
というレッテルを張って
叱ったり、責めたりする必要はない。

車が欲しいから、
貯金しよう。
という気持ちは
間違いなくあるわけだから、
いつか本格的に
そのスイッチが入れば、
貯め始めるでしょう。

「貯めたいのに、貯められない」
という状況に陥り、
困ったら相談もしてくるでしょうし、
そうなった時に初めて、
「じゃあこうしたらいいよ」
というアドバイスは
活きてくる。

親がすべきことは、
そういう日に備えて、
相談相手として
信頼してもらえる位置に
居続けること。

あとは、
貯められない。
で済めばいいので、
お金がないなら、
借りればいい。
という安易な考えに
流されないように、
教えていくこと。

これって、
勉強でも言えますよね。

「次の試験は頑張る」
「大学に行くために頑張る」
そう言いながらも、
なかなかエンジンが
かからない我が子。

それは、
口から出まかせに
言っているわけでは
ないんだと思います。

本当に、そう思って言っている。
でも、
今、勉強と遊びとを
見比べて、
本人なりに考えて、
勉強ではない方を選んでいるだけ。
きっとそこには、
「まだ大丈夫だろう」
という安心感だったり、
自分に対する自信だったりが
あるのかもしれません。

その結果がどうなるかは、
本人次第ですが、
少なくとも
「あなたはやる気がない」
と叱ったり責めたりするよりは、
「頑張る」
と言えば、
「頑張って!」
と言い、
「大学に行く」
と言えば、
「応援してるよ!」
と言って
見守る方が、
結果的には
やる気は削がれないでしょう。

「お前は浪費家だ!」
と叱れば叱るほど、
「お前は勉強しない子だ!」
と叱れば叱るほど、
本人は、「自分はそうなんだ」と自覚していき、
いずれば
その通りになっていきます。

まるで
してほしくない方向に
わざと暗示をかけているようなものですね。

本人が
「頑張る!」
「貯める!」
と言っているその言葉を
疑わずにそのまま受けとめ、
「頑張って!」
「楽しみだね!」
と言えば言うほど、
子どももその気になっていきます。

それがやる気を引き出すポイントです。

結果は
すぐに表れるものではありません。

長い時間をかけて、
少しずつその方向に
向かっていくもの。

それには、
日々やる気を引き出し、
積み重ねていく接し方が
大事なのです。

今、目の前の我が子の行動に
振り回されずに、
その子の本当の気持ちに寄り添い、
信じて応援していくことで、
いつか本当に夢は叶い、
子どもも自信をつけていくことが
できるのです。

焦らない。
急がない。

人生は長いし、
子どもの時間の感覚は、
親が考えているより
もっと長い。

親の焦りで、
子どもをつぶしてしまわないように、
親自身が
自覚して見守ってあげられる
存在になりたいですね。

そういえば、
ダイエットで
自分もこんなこと、してませんか?

「痩せるんだ!」
といいつつ、
「明日からね」
と言い訳して
お菓子を食べる。

新しいダイエットに
飛びついては、
1か月もしないうちに、
結果が出るのを待てずに、
「これはダメだった」
とあきらめてしまう。

子どもにガミガミ言うけれど、
自分の中にも、
そういう部分、
ありませんか?

人間って、
自分に甘い生き物。
そして、
結果がすぐ手に入らないと、
不機嫌になり、
諦めてしまう生き物。

自分だけではなく、
我が子のそういう部分も含めて、
人間って、面白いね。
って受け止められたら、
もうちょっと気持ちは
軽くなるのかもしれません。

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