甘えてはいけない?自分でできることは、絶対自分でしないといけないの?

Pocket

子どもが甘えて、
自分でできることを
「やってー」
って言ってくるとき、
どう接していますか?

子どものこれから、
子どもの自立を考えると、
そんな甘えたことを
言っていてはいけないので、
とにかく自分でさせる?

それは甘えだ!
と厳しく言ってきたから、
もう言わなくなった?

甘えられるのがうれしくて、
本人が甘えてくる前に、
ついつい先回りして
やってあげてしまう?

子育てに正解はない。
と言いますが、
それでもこれらの対応は、
NGだとおかんは考えます。

最後の、
子どもに甘えられ、
頼られるのがうれしくて、
本人が甘えてきていないのに、
あれこれ手を出して、
甘えさせている。

これは、完全に
甘やかし。

本人が望む以上のことを
する必要はないのです。
望んでいないということは、
自分でできること、
あるいは自分でしたいと
考えていることだから、
そこを邪魔しては
いけないのです。

甘えと甘やかしの境界線って
見極めるの、難しくないですか?

親の行動を、
「本人が望んでから動く。」
に変えれば、
行き過ぎは防げると
おかんは考えます。

本来子どもは、
というか人は、
自分のことは自分でしたい生き物。
それが自立心につながるの
ですからね。

本来の状態にあれば、
放っておいても、
自分のことは自分でしますし、
自分がすべきことは、
自分でするのです。

ここを、
本人が望む前に、
気を回して動くことを続けるから
甘えて動かなくなるのです。

まずは、
本人が甘えてきたとき「だけ」、
受け止めましょうよ。

そして、
自分がそれを
苦も無くできるときは、
気持ちよくしてあげましょうよ。

自分にはスケジュール的に
無理だな。
というときは、
しないという判断もありだし、
今なら大丈夫。
とうときは、
機嫌よくすればいいのです。

数回そういうことが
あったからといって、
本人の依存心が強まったり、
自立できなくなったりは、
しませんから。

せっかくしてあげるのに、
機嫌よくできないのも、
考えもの。

今後は、そうやって甘えることに
躊躇してしまうかもしれませんよね。

逆に、
本人が甘えてくるたびに、
断り続け、
厳しく接して
はねのけられるとどうなるか。

不安におちいり、
何か違うものに依存したり、
自立とは逆の方に
進むことにも
なりかねないのです。

人には誰だって、
甘えたくなるときが
あります。

スケジュールの都合などで、
自分ではできない時が
あります。
子どもだって忙しいからね、現代は。

そこは厳しく制限することじゃない。

甘えることって、
時には必要なのですよ。

うまく甘えることは、
コミュニケーションでもあります。

よく大人の相談ごとで、
甘えるのが下手なんです。
って出てたりしませんか?

そう、甘えるのが下手。
って悩みになっちゃうくらいなんですよ!

甘えるのは、
いけないことではなく、
必要なことなんですよ(知ってた?)。

子どもに甘えさせるのが、
苦手な人ほど、
自分自身が甘え下手。
(ドキッとしたひとはおかんにメッセージを送ること!)

自分がどこまで人に
甘えていいかが
わかっていないから、
子どもが甘えることが
苦手だし、
受け入れることを
不安に感じるのですね。

心がちょっと不安なとき、
疲れているとき、
相手の愛情を確認したいとき、
相手が信頼できるかどうか
確認したいとき、
人は一方的に甘えたくなります。

心が元気なとき、
愛情や信頼が足りているとき、
人は上手に甘えて
自分も人に甘えさせてあげて、
お互いがお互いの役に立つことを
実感し、
気持ちよく元気に
過ごせます。

下に弟や妹ができたり、
自分で出来ることが増えてくると、
「甘えるな」
「自分でしなさい」
ばかりが増えていきますが、
必要なのは、
自分でさせることではなく、
甘えることとのバランス。

甘えることだってOKにしておかないと、
再び甘えることが
下手な人を
増やしてしまうことに
なってしまうのです。

じゃあどうしたらいいの?

子どもへの接し方、
子どもの甘えへの対応を
考える前に、
まずは自分が、
周りの人に
甘えましょう。

「やってー」
って言ってみましょう。

可愛く、
賢く、
笑顔で、
上手にやってみましょうね。
仏頂面で言っても、
相手は頼られていい気分には
なりませんから。

無理な状態のときに、
しつこく言うことも
しない方がいいでしょうね。

相手にだって
受け止める余裕は必要だから。

だから
相手はちゃんと見ること。

自分と同じように、
「甘えてはいけない」
を持っている人に
それを言っても、
嫌な顔をされるだけ。

気持ちよく甘えさせてくれる人に、
甘えてみましょうね。

お子さんに甘えてみても、
いいですよ。

自分ができるようになれば、
自然と子どもの甘えも、
上手に受け止められるように
なります。

やっぱりここも、
自分から。
なんですよね。

« »