思春期の子どもとの付き合い方

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普段は、
完全に自分のペースで
生活しているかのような、
次男。

部屋にこもっていることも多いし、
晩ごはんも
1人で遅くに食べることが
多いです。

おかんが作った時間には、
寝てたり、
まだお腹が空いてない。
って言ってみたり。

家に居たら、
毎日声はかけていますが、
一緒に食べることは
少なくなりました。

で、おかんが寝たころに、
自分でチンして
食べています。

ま、
もう高校生だし、
おかんのペースに
あわせてくれだなんて、
言ったりはしないけど。

それに、
社会人になって、
夜遅くに帰宅してたら、
こんなもんだし、
それがちょっと
早く来ただけだと
思っています。

親子の会話は
ちゃんとあるしね。

一緒にご飯を食べないから
親子の交流が
できないわけではないし、
毎日一緒に
ご飯を食べたって、
心が通わないことだって
あるのだから。

ただ、
ちょっと距離を置いてはいるけど、
彼の行動は
いつも見守っています。

文句も言わないし、
説教もしないけど、
いつも目では見ていて、
今どんな風にしているかは、
わかろうとしています。

そして、
それが社会的に許されることであれば、
おかんにとって
嬉しくても嬉しくなくても、
よくてもよくなくても、
次男の決めたことなら
尊重して受け止めています。

彼も、
それをわかっているからこそ、
必要な時には、
自分から話しかけてきて、
相談したり、
頼みごとをしたり、
してくれます。

おかんも、
普段は見守るだけだけど、
彼からアクションを
起こしてきたときは、
話を聴いたり、
アドバイスをしたり、
彼のために動いたりします。

長男のときに、
バトルをしながら、
ようやく身につけた、
思春期の子どもとの
距離感です。

長男は、
子どもは親の思う通りにはならない。
ってことを、
これでもか。ってくらい
思い知らせてくれた子。

特性もあったので、
彼のことを理解し、
受け止めるのに、
本当に時間はかかりましたね。

しんどかったけれど、
その経験が、
今の次男と向き合うときに、
とても役に立っています。

次男は、
発達障害とか診断はされていません。

今まで何も言われてこなかったけれど、
だからといって、
そうではない。
ということではないし、
たまたまそのままで
受け止めてもらってきた。
ということかもしれないし、
本当に全くそうではないのかも、しれない。

もはや、
そうかどうかなんて、
おかんの子育てには
関係ないし、
子どもがどうであれ、
親の接し方向き合い方は、
変わらないのです。

だからおかんの書いている、
子どもとの向き合い方は、
発達障害がある子にも
ない子にも、
同じように使えます。

どう向き合ったらいいか
わからないときは、
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で、次男のこと。

火曜日の夜突然、
「今日はオレが晩ごはん作るわ」
と言い出しました。

調理師になりたい。
と言っていた頃は、
しょっちゅう作ってくれていましたが、
最近は
遊びの方が忙しくて、
なかなかキッチンに
立ってくれていなかったのです。

こういう時は、
大喜びで任せます。

ごはんの支度をする時間分、
おかんに時間を
プレゼントしてくれた。
ってことなので、
それはもう、大喜び。

そして、
何度も感謝を伝えます。

だって、
プレゼントもらったんだもの。
(その割には手伝ったけどな)

それがあるから、
普段、
お弁当におにぎりを作っても、
毎回ありがとう。
って言ってくれるし、
何かをしてあげたときに、
感謝をしてくれるのでは
ないだろうか。と
思います。

ただね、
彼が晩ごはんを作ったのは、
おかんのためでは
ないのですよ。

単に
超お腹が空いていて、
早く食べたかったから。

おかんが作るのを
ただ待つより、
自分でつくる方が
早いように感じたのでしょうね。

だから動機は、
完全に自分のため。

それでいいし、
なんなら、
「自分だけラーメン作って食べる」
でも構わない。

だって、
とてもお腹が空いているから、
作ったのであって、
おかんを喜ばせるために
やってることじゃ
ないんだから。

それを
怒る必要はないと思います。
「なーんだ、おかんの分はないんだ」
ってがっかりしても
いいとは思いますけどね。

そんなもんですよ、実際。

子どもに過剰に期待しないでくださいね。
根拠のない枠に
子どもを当てはめて、
「この子はおかしい」とか
しないでくださいね。

思春期の子どもとの
関係性をしっかりつくるためには、
普段から
子どもの話には
きちんと耳を傾けておくこと。

子どもを信じて
見守っておくこと。

余計なことは言わずに、
本人に任せること。

そのうえで、
本気で向き合い、
親の本気の生き方を見せていれば、
親子関係が崩れたりすることは、
ありません。

子どもの気持ちを無視して、
親の意見を通そうとするから、
バトルは起こります。

子どもの気持ちを無視するから、
親の気持ちをわかってもらえなく
なってしまうのです。

しっかり関係性を
築いていきましょうね。

子どもは、
認め、信じ、応援したら、
どこまでも伸びる可能性を
持っている存在ですよ。

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