子どもがお茶碗を落として割りました

Pocket

火曜日に、
次男に頼まれて
ちょっと力仕事をしたら、
もう体中が痛くて、
昨日は早々と
寝てしまいました。

とにかく寝て回復する!
それがおかんのやり方です。

睡眠は、
身体だけではなく、
精神的にも
整えてくれる
大切な時間なのだそうですよ。

睡眠不足が続くと、
疲れも取れないので、
イライラしやすくもなりますしね。

しっかり寝ていますか?

規則正しい生活を
していますか?

睡眠をとるのが
最優先になって、
少々家事が後回しになったとしても、
しんどい時にやるより、
元気な時にやった方が、
効率も上がるし、
動けますからね。

家事をサボって
寝ている自分も
責めずに認めてくださいね。

昨日の夜、
次男がごはんの入った
お茶碗を、
床に落としてしましました。

お茶碗は割れ、
ごはんは飛び散り、
まぁまぁの惨状です。

ちょうどおかんは
その場にいなかったのですが、
次男が声で報告してくれました。

子どもたちが小さい頃は、
とにかく毎日
疲れていて、
些細なこともなにもかも、
怒ってばかりだった
おかん。

子どもたちがお茶碗を落として割って、
ごはんが飛び散ったことも、
何度かあります。

当たり前のように、
がっつり叱っていました。

今ならわかるんですけどね。

叱らないといけないのは、
子どもがお茶碗を
わざと床にたたきつけて
割った時。

うっかり落として
割った時は、
叱る必要はないのです。

だって
私たちだって
うっかり落として
割ることありますよね。

大人だから
叱る人はいないけど、
そもそもうっかりは、
叱る対象ではないと
おかんは考えています(今はね)。

割れものなんだから、
割れるんですよ。

頭では
そんなことくらい
みんなわかっているはずなんですけど、
じゃあなぜ
叱る。
というより、怒るのか?

それは、
しんどいのに
後片付けをしなくてはいけない、
面倒くささだったり、
せっかくつくったものを
台無しにされた
悲しさだったり。

子どもが悪いのか。
といえば、
実は悪くはないけれど、
自分の気持ちのやり場がなくて、
怒りをぶつけているだけじゃ
ありませんか?

そんなことを
毎日やっていたら、
いつまでたっても、
親も子も不幸なままです。

とくに
特性のある子は、
同じうっかりを
繰り返したり、
好きじゃないことに
集中しづらくて、
余計なことをしてしまいがち
だったりします。

だから、
親もイライラを抱えやすいし、
怒ってしまうことが多くなりますよね。

でもそれは、
叱って解決できる問題ではありません。

これが、
「あっ!お茶碗おとしちゃった!」
ってなった瞬間、
誰かがさっと
後片付けをしてくれるような環境で、
家事負担もなく、
優雅に食べられるのであれば、
きっとそんなには
子どもを叱ることは
ないでしょう。

おかんがイライラして
子どもを叱ることから
脱出できたのは、
事実と感情を
切り分けることが
できるようになったから。

この場合、
事実は、
お茶碗が落ちて割れた。
ごはんが飛び散っています。
ということ。

そして感情は、
もったいない。
片づけ面倒。
この場合はないと思いますが、
これで何回目?
なんてのも
あるかもしれませんね。

事実を見ると、
感情が出てくるのは
人間なので
当たり前です。

でも、
事実に対して
感情で対応するは
間違いです。

事実は事実で
そのまま受け止め、
後片付けをするなり、
自分でさせるなり、
すること。

赤ちゃんなら、
親が片づけをすることになりますが、
幼稚園児くらいからは
親と一緒に
片づけることが
できるようになり、
それを何度もやって、
子どもに片づけ方を
教えていきます。

そうすれば、
小学生くらいになれば、
落としても、
自分で片付けが
できるようになっていきます。

当たり前ですが、
子どもだって、
何度もやらないと、
うまく片付けることなんて
できません。

ある日突然、
ササっと片づけられるようには、
ならないのです。

それを
お茶碗を落として
ごはんをまき散らすたびに
根気よく教えて、
自分で片づけられるように
して、
対応力を育てていくのが
子育て。

お茶碗を落とすのは、
いけないことではなく、
片づけ方を学んでいく、
大事な学習時間です。

子どもに悪気があって、
落としたわけではないので、
感情の部分は、
自分の中で、
「そうだよね。
もったいないよね。
面倒くさいよね。」
と自分の気持ちを認めて、
おさめてあげてください。

我慢するのではなく、
自分で自分の気持ちをわかって、
自分の中で、
考えて
解消して、
流していく。

それが、
子どものモデルになれる、
大人です。

最初はできなくても、
できるように成長していきましょうね。

「でも私、〇〇だから」
「やろうと思うんだけど、うまくできません」
なーんて言い訳は
おかん、ききません。

「そうなりたい」
「そうならなくちゃ」
ではなく、
「絶対できるようになってやる」
と心に決めて、
取り組んでください。

でないと、
お子さんもそのやり方を
学ぶことになり、
怒らなくていいことで怒り、
いつも疲れた大人に
なってしまいます。

同じやり方で、
今度は
親を叱り飛ばす子どもに
なるかもしれませんからね。

きちんと教えて
育てていけば、
いずれは
自分で対処できるようになるし、
そうなればこちらも、

「あー落としちゃったのね。
今の時期、手が乾燥してて
滑りやすいからね~。
割れたお茶碗を片づけるときは、
気をつけてね。」

って
笑顔で言えて、
何事もなかったかのように
その後の時間を
過ごすことが
できるようになります。

そうすると、
子どもも
不必要に自分を責めることがなくなり、
同じような失敗で
他人を責めることもなく、
びくびくしながら
お茶碗を持つことも
ないでしょう。

どんなことにも、
事実と感情の
両方があります。

事実が何で、
感情が何なのか。

しっかりと見極めるクセを
つけていきましょう。

そのためにも、
自分の頭で考えることは
大事です。

事実と感情が見分けられるようになると、
冷静に対応ができるようになり、
感情のコントロールも
しやすくなります。

子どもの失敗は、
親にも子にも、
学びの時間。

学んで学んで
私たちは成長していきます。

学びから逃げず、
言い訳をせず、
子育てを楽しめる自分を
育てていく。
そう決めた人を、
おかんは応援していきます。

« »