勉強が苦手な我が子を、どう理解し、励ましますか?

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いつもメルマガを
読んでくださっている方から
ご質問をいただきました。

いただいたご相談は、
きっとたくさんのお母さんが、
抱えていらっしゃるお悩みだと
思ったので、
ご了承をいただき、
メルマガでシェアさせていただくことにしました。

ご質問はこちら

★★★

いつも励ましてくださりありがとうございます。

小3の息子が勉強を苦手と思い始めています。
実際、漢字もあまり覚えられず苦労しています。
笛もふくのが苦手、など色々色々です。

母としてはそんな息子を
どう理解し励ましたらよいか悩みます。

息子さんが小学校のとき、
きよみんさんは勉強は手伝っておられましたか?

★★★

Tさま、
ご質問ありがとうございます!

今回のご質問に、
おかんはこうお答えさせていただきました。

★★★

こんばんは!

息子が小学生の頃
本人が望む手伝いはしましたが、
私の方から苦手を克服するために
関わったりはしていませんでした。

誰しも得意と不得意はありますからね。

不得意なことについて、
無理に頑張らせても本人が辛くなり、
自信をなくすこともありますもんね。

私は出来るだけ、
息子が好きなことと得意なことに対して
私も興味を持って、
話を聴いたり、
応援したりはしていましたよ。

それが特に学校の勉強には関わらなくてもです

★★★

Tさまは、
「私はいつでも手伝いたいけど、
ある意味触れられたくない息子に
どうしようかと考えあぐねておりました。」

とおっしゃってました。

ですよね~(共感!!)

親としては、
困っている我が子、
自信を無くしかけている我が子に対して、
何とかしてあげたい。
って気持ちを持つこと、
多いですよね。

でも同時に、
子どものプライドというか、
そっとしておいてほしい気持ちも、
感じるわけで、
その狭間で、
悩む悩む。。。。

おかんは、
「いつでも求められれば、手伝う意思はあるよ」
ってことは、
ずっと伝え続けてきました。

これは、
言わないと相手には伝わりませんから、
言い続けた方がいい。
と、思っています。

実際、
息子たちには、
その言葉通り、
「○○を手伝ってほしい」
と頼まれることも
ありました。

親にサポートを求めるかどうか、
何を手伝ってもらうのか
を決めるのは、
子ども自身です。
そこは親が決めることでは
ありません。

親がするのは、
「サポートをする」
という意思を伝え、
子ども自身の行動を「待つ」こと。

そして、
子どもが何かサポートを
求めてきたときに、
その内容を否定せずに、
真剣に「聴く」こと。

そしてそれに対して、
真摯に向き合うこと。

もしも、
「答えを教えて」
って頼まれたら、
あなただったら
どうしますか?

「何ってるの!」
って怒りますか?

おかんは、
それを教えることが
子どものためにはならない。
と思うから、
「答えそのものを教えることはできないけど、
一緒に解くことはできるよ」
って言いました。

「問題をクイズ形式で出す役やって」
って頼まれた時は、
見たいテレビもちょっと我慢して、
一生懸命取り組みました。

(たまに限界が来て、
自分から打ち切ったこともあるけど)

「この英語の構文がなんでこうなるのか
理解できひん」
って半分怒りと半分ストレスで
絡まれた時には、
「理解できひんって思いたい気持ちが
わからないでもないけど、
自分の国の人が考えた言葉じゃないし、
それはそうなってるねん!」
って
おかんも半ばブチ切れで
叫んでました(笑)。

とても
サポートとは言えないレベルの
対応だって
数えきれないくらい、
しています。

でも、
いつも本気で、
彼らの今と未来のために、
今自分ができることを
一生懸命考えて、
やってきたつもりです。

ただ、
彼らに求められていないことは、
どんなに気になっても、
どんなに心配してても、
こちらから積極的に
関わりはしませんでした。

彼らの「意思」を
尊重しようと思ったからです。

それで、
その教科から逃げてしまっても、
それはそれで
構わないと思っていました。

自分だって、
苦手教科はあったし、
親には絶対言えないような
点数を取ってきたことだってあるし。

今だから笑い話だけど、
高校の化学のテストが返却されてきたら、
赤字ででっかく
「小学校へ行け!」
って書かれてたことも
ありましたわ(爆)
単純に掛け算を全部間違えてた!!

でも、
苦手教科があって、
恐ろしい点数をとっていた経験があって、
なんとかそれを
得意教科でカバーしようとしていた
経験があるから、
息子たちには、
苦手を克服するのではなく、
得意を伸ばすようには
いつも伝えていました。

その方がきっとやる気は
出ますからね。

中途半端に
得意を伸ばすのではなく、
全力で得意を伸ばしていけば、
それは確実に
自信につながります。

これはできないけど、
これはできる自分。

がそこには生まれるのです。

そしたら、
気持ちの余裕ができて、
もしかしたら、
苦手教科を頑張ろう。
って気持ちにも
なるかもしれません。

ま、ならなくてもいいんだけど。
(はっきり言ってどうでもいい)

無理に
苦手な教科ばかり
取り組ませていたら、
そもそも勉強嫌いになって、
「勉強が嫌いな自分」
が生まれてしまう。

苦手な教科のことや、
できないことばかり責めていたら、
出来ない自分しか残らない。

自己否定の始まりですよね。

なので、
勉強でも、
勉強でなくても、
ゲームでも遊びでも、
本当にどんなことでも
構わないので、
本人が好きで得意なことを見つけて、
ほめたり
応援したり、
感嘆したり、
尊敬したり、
一緒にその時間を共有してください。

漢字が苦手でも、
笛が苦手でも、
走るのが苦手でも、
水泳が苦手でも、
英語が苦手でも、
数学が苦手でも、
そんなことで
死にはしませんし、
社会人としてやっていけないことなんて
ありませんからね。

それよりも、
自分で自分の身の回りを整え、
自分で自分の食べるものを整え、
自分のお金をきちんと管理できる人の方が
いい人生を送れると
おかんは思います。

でもそれも、
伝え続けはするけれど、
無理に身につけさせようとは
思っていない。

彼らには、
彼らなりの
身につけ方があるのだから。

だからまず、
自分自身がきちんと
そうやって
自分のことを大切にして、
きちんと幸せに
生きていく姿を見せ続けようと
思っています。

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