子どもの失敗をどう受け止めていますか?

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失敗にも
色々ありますけどね。

まぁでも
日常生活で起こる
子どもの失敗って、
たいていは、
ちょっと困ること。
程度のものが多いんですよね。

息子たちだって、
けっこうな数の、
「やってくれちゃったよ」
エピソードを持っています。

その時は、
まぁまぁ困ったり、
振り回されたり、
心配させられたり、
バタバタとはしていますけど、
それでも
その失敗で、
どうにもならなくなったりは、
していませんし、
振り返ると、
いちいち何があったのか
なんて
覚えていないほど。

要は
その程度のことが多い。
っていうのが事実。

後から振り返ると
そんな程度のことなのに、
ブチ切れて
責め立てて
子どもを追い詰めてしまうこと、
あるかもしれませんね。

昔はやっちゃってましたしね。
おかんも。

でも
コーチングを学んでからは、
そうしなくなりました。

結果は失敗だったとしても、
本人の行動には、
本人なりの理由があるんだ。

と思うようになったから。

そしてこれは、
失敗の内容が深刻なものほど、
本当は大事だったりします。

理由をきかずに、
頭ごなしに怒ったり
責めたりするのって、
やっぱり
親子の関係性も、
子どものことも、
尊重していないやり方だと
思います。

また、
きくだけは聞いても、
結局はその考え自体を
否定して怒るのだったら、
聞いた効果はないと思います。

子どもの心には、
「言えば怒られる」
としてしか
残りませんからね。

続けていくと、
頑として言わなくなったり、
嘘をついて
逃れようとするようにも
なることがあります。

だって、
言えば怒られるから。

「怒る」
で終わらせてしまうと、
結局なぜ本人が
そういうことをしたのか。
ってことを
親も子ども自身も、
よくわからないまま、
振り返って考えもせずに、
終わらせてしまうことになり、
同じ失敗を
繰り返してしまう原因にも
なると考えています。

やっちゃったことを、
まずはそのまま受け止め、
その時の気持ちを
しっかり本人から聴いて、
受け止める。

もちろん、やった内容次第では、
ひと言叱るときもあるし、
こちらの想いを
できるだけ感情的にならずに
伝えることもあるけど、
最後は許す。

最初からそううまく
できたわけではありませんが、
コーチングを学ぶようになり、
そういう対応が
できる人になりたいと願い、
そこを目指して
子どもたちと接するようには
なりました。

完ぺきではなくても、
それに近い対応ができたときは、
自分で自分のことを
ほめてあげたくなりましたね。

自分に対する自信って、
こうやって、
自分で目指したことを、
やり遂げることで
ついていきますよね。

効果はしばらくして
現れてきました。

おかんがこういう対応を
できるようになると、
息子たちが優しくなったのです。

もちろんおかんだって人間。
失敗だって
日常茶飯事。

そんなとき、彼らは
おかんの失敗に、
文句は言うけど
責めないし、
なんだかんだ言って
許してくれるようになった。

コーチングに出会わず、
自分を変えず、
あのまま
子どもたちの失敗を
責め立て続けていたら・・・・・

きっと今頃、
お互いに責め合う関係しか
築けていなかったでしょう。

っていうか、
息子たちの成長に伴い、
こちらが責められるだけの
関係が
出来上がっていたかもしれません。

そして、
親子の関係なんて、
とっくに崩壊していたかも
しれません。

そう思うと、
大変だったけど
あの時方向を転換して
本当によかった。

実践することは
とても大変だったし、
時間もかかったけれど、
諦めずに
やり遂げられて、
本当によかった。

自分のやり方を変えて、
おかんが気付いたこと。

「な~んだ。
私がそうしたら、
息子たちもそうしてくれるんだ。」

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