その一言、どうして言いたいの?

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あれこれあった
体育祭の一日。

次男との関係を
壊さず
必要な情報を
気持ちよくもらうための
彼との会話、続きです。

昨日のお話はこちら

体育祭が終わって夕方、
「迎えに来れる?」
と連絡が入りました。

そうそう。
朝は送っていったんだった。

すぐには手が離せなかったので、
ちょっと待ってほしいと伝えると、
学校から家に帰る途中の
コンビニまで行くから、
そこに来てほしい。
と次男。

落ち合う時間を決めて、
コンビニまで
迎えに行きました。

そこに、
上機嫌でやってくる次男。

手には一輪のガーベラ。

朝のバタバタには一切触れず、
開催情報を伝えてくれなかったことも
責めず、
さわやかに次男を迎ようと
決めていました。

「体育祭は無事に終わったんやね。
お疲れさま。」

「うん、途中雨も降ったけど、
そのまま続けたわ。」

「優勝はできんかったけど、
よかったわ。」

「ほんでこの花、後輩たちがくれた。
オレら後輩の時は、
こんなことしてなかったのに、
ええ後輩たちや。」

と感動しきり。

「へぇ~
よかったね~。」

多分縦割りの
ブロックで
応援団を組み、
今日は頑張っていたと
思うのですが(推測)。

いい後輩たちで
よかったね。

その感動のままに、
帰宅。

夜は打ち上げに行くとかで、
お気に入りのTシャツを着て、
おめかしする次男。

でも、
つけていこうと思ったピアスがなくて、
大捜索。

散らかった部屋が、
更に散らかり、
もしや泥棒?
と思うくらいに
なってしまいましたが、
つけていきたいピアスは
とうとう見つからず。

結局集合時間に
ちょいと遅刻して
出かけて行きました。

自分の部屋だけではなく、
洗面所から
リビングまで
ウロウロと探す次男に、

「場所を決めて必ずそこに置いておくと、
なくならないってよ~」

と当たり前のことを、
責めずに、
さらっと言って終わり。

気持ちよく見送りました。

朝から、
「今日開催って、
どうしていってくれなかったの?」
も、
夕方の、
「突然迎えに来いって言われてもさー。」
も、
帰宅してたらの、
「ちゃんと自分が
元の決まった場所に
戻さないからよ。」

も、
いちいち注意したり、
文句を言ったりしても、
その状況が
今改善されるわけではないし、
そうすればよかった。
ってことくらい、
本人もわかっている。

なら、
言わなくていいことは、
いちいち言わなくていいんだと
おかんは考えています。

でも言いたくなる。
ってときは、
なぜそうなるのか、
自分の心を探ってみてくださいね。

子どもをよくするため。
と言いながら実は、
自分が責任を逃れたいとか、
自分の理想と違う現実に
腹を立てている。
とか、
結構そこには
自分なりの理由が
隠れていると思います。

その理由と
しっかり向き合い
それでも言うのか、
じゃあ言わないのか。

自分で考えて、
選択してくださいね。

なぜなのか、
よく考えもせずに、
その時の感情で、
行き当たりばったりに
文句を言ったり、
責めたりすることほど、
親子の関係性を壊すものは、
ありませんからね。

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