選挙と息子たち

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昨日は選挙でしたね。

次男は今年、
18歳になったので、
今回の選挙が初投票でした。

とうとう親子全員で
選挙に行ける年に
なりました。

なんだか感慨深い。

今回の選挙は、
京都にいる長男も、
帰ってくると言うので、
じゃあみんなで行こうか!
となり、
朝から仕事で
すでに家を出ていたおかんは、
駅で長男を車に乗せ、
次は次男を乗せようと、
一旦自宅に帰ります。

でも日曜の午前中に、
起きたためしがほとんどない
次男のこと。

何度も起こしたのですが
反応がなく、
耳元で声をかけて
ようやく、
「夕方自分で行く」
という言葉を聴いて、
起こすのをあきらめ、
長男と二人、
投票所に向かいました。

長男とは、
彼が18歳になった
3年前から
何度も一緒に
選挙に行ってます。

国のやることに、
文句を言いたかったら、
まずは選挙で
自分の意思を表明してから。

と常々おかんが
言いつづけてきたからか
どうかはわかりませんが、
京都に行ってからも、
何度か選挙で帰ってきています。

特に強要はしてなくて、
毎回「どうする?」
と訊いてみて、
「行く」
と言えば、
一緒に行ってるだけですけど。

でも、
長男がそう育ったからと言って、
次男もそうなるとは
限らないのですよ。

次男にとっては、
初選挙だって、
睡眠には勝てないらしく(苦笑)、
様子を見ていると、
初選挙に、
特に感慨もないように見える。

おかんの勝手な推測ですが。

選挙を終えた長男を、
駅まで送って、
おかんは再び仕事へ。

夕方帰宅して、
次男に声をかけると、
「まだ行ってない」
「もういいや」

今度はすっかり
行く気分ではなくなった模様。

初めての選挙なんだけどなぁ。

という気持ちが
おかんにもあったので、
昨日はちょっとしつこく
声をかけて、
次男を軽く怒らせましたが、
それでも次男の気持ちが
変わらないので、
そこでもう言うのを
やめました。

別に行かなかったことを
責めないしね。

おかんに責める権利もない。

おかんだって、
今でこそ、
息子たちの前に立つ大人として、
できるだけ行くようにはしていますが、
選挙に行かない時も、
あったわけだし、
そんなに偉そうに
言えるわけではありません。

ただ今回は、
初めてなんだし、行ってほしいな。
行かないのは残念だな。
という気持ちが
ちょっと強くあったから、
何度も声はかけたけれど、
やっぱりこれは、
次男自身の問題であり、
次男が行かないと決めたのであれば、
それを尊重しておこう。

と思います。

納得したわけではないけど、
おかんが引きずってでも
無理やり連れていくものでもない。

ただいつもよりは、
強めに声をかけたい。
と思ったから、
そうしたまでのこと。

これからもおかんは、
自分ができる限り
行くつもりで、
自分は自分の想いを
息子たちにも
伝え続けるつもりで、
これからも積極的に、
息子たちとは
会話をし続けるつもりです。

でも、
それで、
彼らがどう行動するかは、
彼らが決めること。

親である自分自身と、
彼等のことは、
しっかり線を引いて、
分けて考えています。

子どものやることに、
親が納得する必要なんてないのです。

彼等は彼らの意思で、
考え、行動し、
生きているのですからね。

納得したい。
というのは、
あくまで親の希望に過ぎません。

それを子どもに
押し付けてはいけないのです。

あなただって、
他人の納得のために
自分の考えや行動を変え、
他人の納得のために生きることを
選択したくはないでしょ?

だって、
あなたはあなたなんだから。

そして、
子どもは子どもなんだから。

みんなそれぞれの意思を持った
人間なんだから。

自分は他人の言う通りではなく、
自分の意思で
生きておきながら、
子どもには
自分の意思を押し付けていたら、
それはひどい話だと
おかんは思うのです。

それこそ身勝手というか、
横暴というか。

逆に、
自分自身が
自分の意見や軸を持たず、
いつも他人に合わせて
生きていて、
その軸を
子どもにも押し付けているのなら、
一旦立ち止って、
まずは自分自身が、
しっかり自分の意見と軸を持って、
生きていくことから
始めてくださいね。

あなたは、
あなた自身の軸で
生きていますか?

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