イヤ!と言う子どもに何と言ってますか?
我が家の息子たちも
もれなく反抗期を通ってきましたが、
それよりもずっと前、
イヤイヤ期については、
実は二人とも、
そうだった記憶が
全くないのですよ。
強いて言えば次男が、
ある時期
毎日朝ごはん時に
手こずっていたくらい。
朝が苦手なんだなぁ。
くらいにしか
思っていなかったんですけどね。
反抗期同様、
出方は人それぞれだとは
思います。
これもイヤ
あれもイヤ
全部イヤ~!!
なんて、
一日に何度もされてたら、
お母さんは大変ですよね。
でも
これが発達の過程なんだと
思って
嵐の時期を
過ごすしか
ないのかもしれません。
子どもは
「イヤ」と言うことで、
自分の意思を
表現することを
学んでいくのだと
おかんは考えています。
とすると、
その「イヤ」を
どう受け止めるかで、
その先の
子どもの自己肯定感とかも
変わっていくのだと
思うのです。
「イヤ」を
ことごとく
受け入れられず、
言うたびに
叱られていると、、
「イヤ」と言っては
いけないんだ。
と学び、
人の顔色を
うかがうように
なる可能性があります。
逆に、
なんでも「イヤ」と言えば
すんなりいう事を
聞いてもらえる状態であれば、
「イヤ」という言葉の力に
いつも頼ろうとするかもしれません。
「イヤ」を
叱ったり否定するのと、
「イヤ」の言いなりになるのと、
それ以外にも
やり方はあります。
子育てコーチングで
考えれば、
子どもが「イヤ」
と言ったとき、
その「イヤ」だという気持ちは
そのまま受け止めます。
「ああ嫌なんだね」
と。
しっかりその気持ちを
受け止めて、
嫌なことはイヤだと
安心して言える環境を
整えたうえで、
親として
できるだけ明確な基準で、
聞けること、聞けないことを
伝えていく。
それが子育てコーチングの
やり方です。
できない事を
伝える際には
注意が必要です。
それはできないの。
わがまま言ってはいけません。
とか、
それ以上言うなら
お母さんもう知らないから。
とか、
そんなこと言う子は
うちの子じゃない。
とか、
なんでいつも
我がままばかり言うの。
とか。
子どもを否定したり
拒否したりする言葉は
使わないのです。
「イヤ」という気持ちを
しっかり受け止めたうえで、
なぜそれが
きけないのか、
きちんと説明して、
そのうえで、
「じゃあどうする?」
と、
子どもと話しあい、
着地点を探していく接し方。
着地点なんて
永遠にでてこないかも
しれないのですけど、
子どもと一緒に
親も真剣に考えるのは
とても大切です。
面倒臭いけど、
それが一番
子どもを否定しない
接し方です。
面倒臭いけど、
だからといって
いい加減に
逃げていたり、
子どもを攻撃して
黙らせていたりを
続けていたら、
子どもの成長と発達に
いい影響がでるとは
思えないのです。
子どもを育てるとか、
子どもといい関係を築いて
楽しく暮らすとかは、
そういう面倒臭さや
大変さの上に
成り立っていること。
手のかかることを
何もせずに、
何も悩まずに、
子育てのいいとこ取りは
難しいと思いますよ。
夏休み、
お子さんと過ごす時間が
増えますね。
家事の負担も増えるし、
暑さもあって、
お母さんたちは本当に
大変だと思うのですが、
その大変さを
楽しめる余裕を
持てる大人になりませんか?
いつか子どもが
巣立っていくとき、
いい時間を過ごせた。
楽しい子育てだった。
子どもを産んでよかった。
と
納得して送り出せるような、
そんな子育てを
今からでも目指しませんか?