学校から帰ってくる子どもにかける言葉

一週間前、
ちょっと緊張しながら
初めての入試に挑んだ次男。

最後の面接が終わる頃に、
LINEしてみました。

「おつかれー
 頑張ったかー?」

しばらくしたら、
本人から返事が返ってきました。

「がんばったー」

って。

おかんはそれで、
もう十分満足。

帰りには、
お疲れさまのケーキを
買って帰りました。

詳しくどんな様子だったのかは、
1週間経った今も、
まだ彼から聴いていません。

そこは、
次男が話したくなったら、
一生懸命聴くし、
そうでなければ
わざわざ無理に聴きださなくていいと
思っているので。

入試だけではなく、
定期テストや、
その日学校であったことなど、
終わった後に、
お子さんに訊きたくなることって
多いと思うのですが、
あなたはその時、
何と言って訊いていますか?

「ちゃんとできた?」

「今日はうまくできた?」

「今日は怒られなかった?」

「お友達と仲良くできた?」

もしもこんな風に訊いていたら、
その言葉がけ、
今すぐやめてくださいね。

訊く側のお母さん自身からしたら、
我が子が入試やテストで、
うまくいったのか、
ちゃんとできたのか、
あるいは学校で、
怒られずに過ごせたのか、
お友達と仲良く過ごせたのか、
は、とても気になることなのかも
しれません。

でもね。

訊かれた子どもの側になって、
考えてみてください。

テストができた。
うまくできた。

って、
どのくらいできたらそう答えて
いいのでしょう?

その自己申告、
子どもにとって
意味ある?

その質問、
あなたの不安を解消したくて
訊いているだけじゃない?

万が一、
わからない問題があって、
全部は解けなかったのだったとしたら。。。

お友達と
ちょっとしたトラブルが
あったのだとしたら。。。

もしあなたが子どもで、
こんなとき親に
「ちゃんとできた?」
「お友達と仲良くできた?」
と訊かれたら、
なんと答えますか?

怒られたり、
詳しく説明を求められるかも
しれないのに、
本当のこと言えますか?

ちょっと後ろめたさを
感じつつ、
「うん・・・」
って答えたりすることも、
あるんじゃないかと
思うのです。

さらに追及されるかも。
ってドキドキしながら。

いつかバレるかもしれない。
って不安に陥りながら。

なのに親になって、
訊く側に回ると、
そんな子どもの気持ちを忘れて、
子どもが答えに困る質問をし、
できない問題があった。
と言えば怒ったり心配したりして、
できたと答えて、
後日思うような点数が
返ってこなければ、
「できたって言ったじゃない」
って責める。

おそらくお子さんは、
お母さんから
「できた?」
とか、
「今日は怒られなかった?」
って訊かれることが、
どんどん苦痛になり、
反抗期くらいになると、
答えなかったり、
逆ギレしたり
するようになるかもしれません。

これでは、
親子の信頼関係なんて、
築けるはずもなく・・・。

じゃあどうすればいいの?
ってことなんですけど。

できた?
って訊くのではなく、
頑張ったね。
って言ってあげてください。

今日も頑張ったね。
って。

今日もお疲れさま。
ってねぎらう気持ちで
言ってあげてください。

結果なんて、
伴わなくて
いいんです。

できたかどうかなんて、
訊くから、
不安になったり、
子どもを嫌な気持ちに
させてしまうのですからね。

「できたかどうか」目線で
振り返って、
ここができなかった。
あれができなかった。
って次々出てきては、
結果が出るまで親も子も
不安でしかない。

だから、
「頑張ったね」
なのです。

その日一日、
本人が全力を出せていたのなら、
それでいいに
しておきましょ。

ただし、
子どもの頑張りを
親の頑張り基準で
はからないこと。

子どもは言われなくても、
いつも一所懸命
取りくみ、
一所懸命生きています。

それが親の納得できる、
頑張りであってもなくても。

大事なのは、
自分が満足する頑張りを
子どもに求めることではなく、
子どもがいつも頑張っていることを、
そのままで認めること。

そうやって、
日々
「頑張ったね。」
「頑張ってるね。」
を伝え続けて、
子ども自身が、
「自分は頑張っているんだ」
と自己肯定できるようになったら、
「頑張ったか?」
って訊いても大丈夫です。

ちゃんと、
「がんばったー」
って返ってきますからね。

そうは言っても、
ちゃんとできているか
不安で仕方がない。

そんな気持ちについては、
明日また書いていきますね。

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