感情をコントロール

昨日、講座を受講してくださっている
お2人の方から
ご相談をいただいて、
お返事を返しながら
小学生だった長男の
子育てのことを
思い出しました。

彼がADHDと分かる前、
まだおかんが
コーチングを学ぶ前のことです。

授業参観に行くといつも、
机の上に
使わないものも含めて
教科書やらがてんこ盛りで、
椅子に座っていても、
落ち着きがなく、
絶えず動いていた、
長男。

その様子は、
明らかに周りの子たちとは
違っていて、
どうしてみんなのように
できないのだと
家に帰ってから
長男を怒ってばかりいました。

みんなと同じように
授業を受けなければ
いけないんだ。

と思い込んでいたのですね。

今ならわかります。

彼は、そうしようとしても、
上手くできなかったのだと。

できない自分を、
自分で責めて、
自信をどんどん
失くしていったんだと。

悔しかったと思います。

悲しかったと思います。

そんな彼の気持ちを
汲むどころか、
いつもできないことを責める
おかんでした。

でも今振り返って、
当時の自分を
責める気持ちは
ありません。

だって当時は、
子育てコーチングというものも
知らなかったし、
みんなと同じように
できる子に育てなければと
思って、
自分なりに
一所懸命だったのだから。

他にやりようがなかったのだから、
今考えると
対応が間違っていたとしても、
当時の自分の接し方で、
仕方がなかったのだと
思っています。

お友達とのトラブルも
すっかり忘れてましたが
何度もあって、
よく学校から
電話もかかってきていましたし、
お友達のお母さんに
謝りの電話をかけたことも
ありました。

それも
毎回がっつり怒りましたし、
お友達の気持ちも
考えなさい。
と説教していましたが、
そういうおかんが、
長男の気持ちを
考えていたかと言うと、
そうではなかったのです。

彼が
お友達とのやり取りの中で、
何を感じ
怒りを持ち、
喧嘩になったのか。

その元の部分を見ずに、
ただ
「喧嘩はいけない」
だけを彼に押し付けて
怒っていたのです。

今ならできると思います。

何があって、
そう思ったのか、
そう行動したのかを、
時間をかけて
ゆっくりと
対話の中で聴いていきますし、
お友達がどう感じたのか、
親としてわかる部分は
教えてあげられただろうし。

そうして最後は、
本人が「考える」ようにして、
少しずつ、
感情のコントロールや、
行動のコントロールが
できるようになる子育てを
していたと思うのです。

当時の私は、
すぐに結果を求めすぎていた
ような気がします。

そして、
彼の「できないこと」に
過敏になりすぎていた気がします。

また、
家では、
兄弟喧嘩や、
宿題が嫌で荒れる長男を、
なんとか落ち着かせ、
なだめようと
必死になり、
必死になったあげくに、
怒りで押さえつけていました。

自分が親であり、
親だから何とかしなければ
いけないんだ。

と、
いつも思って
その手段として
一番手っ取り早い
「怒る」
という方法を使っていたのだと
思います。

今ならできる自分がいます。

彼の荒れる気持ちを
そのまま受け止め、
認めつつ、
荒れないようにする工夫を
考えてみること。

荒れている子どもを
無理に何とかしなければ
いけないと
思う必要がないって
自分に言い聞かせること。

当時の私はここでも、
荒れてはいけない。
を長男に押し付けていたのだと
思うのです。

人なんだから、
荒れることも
あるよね。

それは、
親である自分だって
そうだよね。

そう認めていいのです。

仕事のストレスや、
忙しさや、
体調の不安定さや、
誰かに言われた記憶や、
いろんなものに縛られて、
私たちは
いつも一定の感情でなんて
いられない生き物です。

焦ったり、
怒ったり、
イライラしたり、
悲観的になったり、
消極的になったり、
不安になったり、
感情はいつも、
忙しい。

そんな感情に
たくさん振り回されている自分を、
「こんなではダメだ」
って見ていませんか?

こんな不安定な自分は、
母親として
ダメなんじゃないのか?って。

そこを否定し、
自分をなんとか
「穏やか」の枠に
はめることに必死になって、
ネガティブな感情を
無理やり押し込めないでください。

すればするほど、
感情は何かのきっかけで
爆発しますからね。

いい子が突然爆発するのも
同じこと。

ネガティブな感情は
我慢するものでは
ないからです。

じゃあどうするのか?

それは、
自分が今、
イライラしている。
荒れている。
ということを、
自分で認めることから。

あー私今、イライラしてる。
あー私今、猛烈に腹を立てている。

そうだよね、
寝不足だもん。

そうだよね、
今日職場で嫌なことあったもん。

そうだよね。
今は生理前だ。

原因があって、
今の自分があるってことを、
しっかり受け止めて
認めること。

それをまずは
やっていきましょ。

自分に対して
できるようになると、
子どもに対しても、

あー荒れているよね。
そうだよね、
宿題嫌なんだもんね。

あーお友達と喧嘩しちゃったね。
そうだよね、
言いたいこと
言えなかったんだもんね。

と思えるようになりますから。

そして、
自分にたいしても、
子どもに対しても、
そう思えるようになったら、
「じゃあどうしたい?」
を訊いてみるのです。

「どうしなくちゃいけない?」
ではなく、
「自分はどうしたい?」
を訊くこと。

やった後なら、
「次はどうしたい?」
を訊くこと。

それを繰り返し、
少しずつ感情も行動も
自分の力で
コントロールできるように
育てていくのです。

自分もね。

感情は、
コントロールしなければ
いけないものではありません。

自分の感情を
自分で受け止め、
自分でどうしたいのか、
決めて行動していくだけのもの。

無理する必要は
ありませんからね。

否定する必要も、
ありませんからね。

爆発したって、
いいんですからね。

そんな自分を認めて、
「次はどうする?」
って訊ければそれでいいんですよ(^^)

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