結局、できないことは、できないのだ

子どもから
本音を引き出したくて、
たくさん学び、
たくさん失敗して、
いい関係性を築き、
時には
思っていることを
きちんと話してくれるように
なった。

そんな状態に
なったとしても、
実は、
あらゆる本音、
あらゆる気持ちを
全て引き出すことは
無理なのです。

それは、
親が安心できる存在だったとしても、
子どもが、
周囲の友達の親の反応などから、
「さすがにこれは
怒られるだろう」

先回りして考え、
あえて「言わない。」
を選択することが
あるからです。

親としては、
自分自身が
信頼されていない気がして、
悲しくなったり
するかもしれませんが、
ここで大事なのは、
「子どもが言わなかった」
という事実に
着目することではなく、
子どもが、
自分で考え判断し、
「言わない」
という結論を出したということ。

そしてその判断を、
残念だけど、
本人の意思として、
受け取ってあげることだと
おかんは考えています。

「言ってくれなかった」
という点に固執し、
責めたりはしなくても、
とても悲しい。
という気持ちを
押し付けすぎると、
子どもにとっては、
自分の判断を
否定されているようにも
感じるからです。

それよりも、
「そういう時でも
ちゃんと受け止める親で
ありたいと思って
接するから、
言ってくれていいんだよ」
と伝えるにとどめ、
「言わない」という選択をした
子どもの気持ちを
そのまま受け止める。

そういうところで子どもは、
自分自身が
親から尊重されているのか、
信用されているのかを
感じるのだと思うのです。

いくら口で、
「信用している」と言っても、
行動がそうは受け取って
もらえないものであれば、
その気持ちは
伝わりません。

子どもを信じたいと
思うのであれば、
信じていることが
伝わるような
接し方、
声のかけ方を
心がけること。

それを続け、
積み重ねていくことで、
「信じる」は
できているし、
伝わるのでは
ないでしょうか?

信じるとは、
過去の出来事をベースに
するものではありません。

自分が子どもを
信じたいのか
信じたくないのか、
どちらなのかを
自分に問うこと。

そして、
その気持ちに沿った
接し方や言葉がけを
していくこと。

信じれば、
何もしでかさないということは、
ないでしょう。

信じていても、
裏切られる気持ちになることは、
たくさんあると思います。

それは、
裏切られたのではなく、
信じているその子らしい行動を
その時はしなかった。
ということ。

裏切られたと責めるのではなく、
あなたらしくないと思う。
と伝え、
信じる気持ちは
手放さないでください。

本音を引き出す接し方を
身につけたって、
引き出せないことはあります。

信じる力を
手に入れたって、
信じられないことを
してしまうのが人です。

子どもの言動で、
揺らがないこと。

子どもの言動に
対応して
自分の行動を決めるのではなく、
「自分はどうしたいのか?」
に沿って、
自分の行動を決め、
それを続けていくこと。

本音を引き出し、
信頼関係のもとで、
子育てをしたいのなら、
過去がどうであれ、
自分の気持ちに沿って
そうするだけです。

やれば必ずそうなる。
という期待も、
手放していくことです。

基準は、自分。
自分がしたいことを、する。

それがぶれない子育てにも
つながっていきます。

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