コーチングでイライラ・パニックを鎮める

クリニックの予約と、
バイクの教習所の予約。

どちらも自分が決めたもの。

自分が変わるために行く、
クリニック。

もう卒業検定目前で、
教官と一緒に、
授業やバイトのスケジュールを
見ながらなんとか組み立てた、
教習スケジュール。

その時彼の中での優先順位は、
どちらも第一位だったのだと
思います。

「あらーダブっちゃったね。
どうする?」

こういう時、
ダブって予約したことを
責める必要はありません。

それはもう本人が、
「しまった!」
と感じた時点で
やっていますからね。

なのでおかんがすることは、
「どうする?」
と質問すること。

おかんの質問に、
考えだすものの、
長男は、
「これも大事。
こっちも大事。
あーわからん。
どっちをどうすればいいのか
わからん。」

となってきました。

このまま本人に任せて
待っていても、
イライラしていくだけだし、
決めるどころか、
ダブルブッキングした自分を
どんどん責めてしまいかねないと
感じたので、
改めて質問をしてみました。

ここで親が強制的に、
「そんなもの、クリニックに
決まってるでしょ」
と決めつけて
話を進めないのが大事です。

教習所の予約は
教官と一緒に
時間をかけて決めたもの。

それをあっさりキャンセルなんて
申し訳なくてできない。

その気持ちを
受け止めてあげる必要が
あるからです。

それを無視して、
「こっちにしなよ」
と強制するのは、
親の横暴だと
おかんは考えています。

答えは子どもの中にあるのです。

子どもの中にある答えを
引き出してくるのが
コーチである親の役目です。

親の答えで
決着させてはいけないのです。

コーチングのスキルでは、
「待つ」をいつも
お伝えしています。

けれど、
「待つ」ことで、
本人がイライラしたり、
焦ってきたりしたときは、
方向転換も必要なのです。

要は、
教科書通りに
コーチングを使うことよりも、
子どもの様子を
五感をフルに働かせて
受け止め、
その中で自分なりに判断して
対応していく。
ということ。

そういう時は、
少々失敗してもいいから、
自分の中の答えに従うのです。

焦ってこっちまで
イライラする必要は
ありませんからね。

コーチングの対話の中では、
コーチである親は、
ペースメーカーのような
役割も果たします。

対話の方向が
きちんと
子どもが目指したいゴールに向かって
進んでいるかどうか、
全体を見ながら、
今ココの対話をしていくのです。

で、
おかんは長男に
こう訊きました。

「なぜクリニックに
行こうと決めたんだっけ?」

「これを変更することは、
可能?」

「変えたくない理由は何かある?」

それを
教習所バージョンも訊いてみて、
おかんはただただ
その答えを聴きます。

そして、そこから、
もう一度彼の答えを
待つのです。

質問していったことで、
少しイライラが収まり、
彼は自分で、
またゆっくりと
考え始めました。

教習所は、
予定を組み替えるのが大変で、
バイクの免許を取れるのが
遅くなるかもしれない。

それに
付き合って考えてくれた
教官にも申し訳ない。

バイクサークルの活動に
早く参加するためにも、
早く免許を取って、
早くバイクに乗りたい。

けれど、
やっぱり
今一番すべきことは、
クリニックに行くことだと思うから、
教習所の予約を変更する。

答えが出ました。

「教習所の予約変更は、
いつできるの?」

「それは今すぐネットでできる」

そういうと彼は、
すぐにスマホを操作して、
教習所の予約をキャンセルしました。

ひとつ課題をクリアしたことで、
また少し落ち着いた様子でした。

こうして
一週間のスケジュール表が
出来上がりました。

不安なときほど、
目線を先に向けるのではなく、
今ココに向ける方が
いいのです。

そして、
今することを
今自分にできることを
真剣に
徹底的にする。

口でそう言っても、
頭ではわかりますが、
なかなか行動にならない。

なのでおかんは
彼と一緒にスケジュール表をつくり、
彼の目線を
過去でも未来でもなく、
現在、今に向けました。

じっくりしっかり話を聴いて、
目線を今ココに固定し、
この一週間にすべきことが決まったら、
次は、
今いる環境を整えること。

とはいえ、
おかんも長男も、
あちこちに
注意が飛ぶので、
なかなかまっすぐすんなり
ここまでたどり着いたわけでは
ありませんが、
それでもなんとか、
ひとつずつクリアしていきました。

続きはまた明日、
書いていきますね。

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