発達障害と薬

先週の火曜日、
長男は新しいクリニックへ
行きました。

その前の土曜日、
おかんにSOSを出した時点で、
すでに3日ほど、
食べ物がのどを通らず、
ほとんど寝ることもできず、
学校のカウンセラーに
相談したところ、
「すぐに病院にいきなさい」
と言われ、
京都の自宅近くで
見つけたクリニックでした。

そもそも
友達との
人間関係のトラブルの
原因は
自分の発達障害にある。
と感じていた長男。

1年前くらいにも、
それを何とかしようとして、
有名なクリニックを探し、
大阪まで通院しようと
していたのですが、
その時は
数回通っただけで、
やめていました。

原因は
自分自身はっきりとした
効果を感じられなかったこと。

そのため、
薬を飲むこと自体を
あっという間に忘れ、
「行かなければ」
という気持ちになれず、
通院を続けることも
できなかったのです。

今回こそは、
これで何とかしたい。

そんな気持ちも
あったようです。

当日の夕方、
手の空いたときに、
長男に、
「クリニックはどうだった?」
と訊いてみました。

「いい先生で
しっかり話を聴いてくれた。
薬を処方されたので、
今日から飲んでる。

薬のおかげか、
衝動的な気持ちが抑えられて、
授業に集中しやすくなった。」

という返事が
返ってきました。

薬は、
前回処方されたのと同じ、
コンサータでした。

小学4年生の時に、
診断された際は、
「薬を飲むほどではない」
と言われていましたが、
それは、
その当時の状況では。
ということだったのでしょうね。

あれから10年ほどの間に、
彼自身色々ありましたし、
今の彼には、
薬があった方がいい。
という
信頼できそうな先生の
診断なのであれば、
それに本人が
自分の意思で従うのは、
構わないと思っています。

なので、
今回は、
飲み忘れがないようにするには、
どうしたらいいのか。

を自分で工夫してやっていくことを
伝えました。

おかんからも、
色々アイデアは
伝えましたが、
何をどうするのか、
最終判断は
彼自身。

しばらくは様子を見ていこうと
思っています。

あれから数日は、
朝に、
「薬飲んだ?」
とおかんの方から確認の
メールを送っていましたが、
ここ数日は、
特に確認は
していません。

数日後に訊いた感想では、
いい感じだけれど、
飲んでから12時間ほどで、
効果が切れるので、
家に帰ってきて夜になると、
その反動のように、
身体が重くなる。

と言ってました。

なので帰宅後に、
家を片づけようと思っても、
ちょっと動けない。
とか。

やることは、
朝に済ませた方がいいよね。
という結論に
なりました。

忘れず薬をのむことや、
それ以外の行動習慣でもそうですが、
やって
効果を感じたことについては、
人は継続しやすいものです。

これをすればいいことがある。

と脳が理解するからでしょうね。

逆に、
失敗したときに、
怒ったり、責めたり、
しないでおこうと思う行動を
無理やり我慢したりして、
定着させようとすると、
それはなかなか
うまくいかないものです。

うまくできないときに、
怒られる。
と言うことが続くと、
それに対していい感情を
持ちづらくなります。

それよりは、
できたときに、
しっかりほめて、
それによるいい効果を
言葉で伝えて認識していき、
これをすればいいことがある。
と思えるようにするほうが、
いいということですね。

また、
例えば、
「〇〇してはいけない」
という形で、
自分の行動を制限しようとすると、
脳としては、
「〇〇」という行動の部分のみを
理解してしまうので、
「○○しよう」と考えるのと
同じことが起こります。

だから、
やめることが困難になるのです。

「子どもをガミガミ怒ってはいけない」

これは、
脳にとっては、
「子どもをガミガミ怒る」
と言っているのと、
同じことなのです。

なので、
それを目標にしている限り、
なかなかうまくは行きません。

こういうときは、
肯定文で、自分に言い聞かせます。
「目の前で子どもがした行動は、
まずそのままで
じっと観察する」
とかね(笑)。

やってはいけない。
ではなく、
それに代わるやりたいことで、
脳に言い聞かせるのです。

今回は、
彼にとって
飲むといい効果がある。
と実感できたのは、
飲み忘れを防ぐためには
良かったと思っています。

あとは、
このまま通院を続けて、
先生ともお話を続けつつ、
さらに
心も体も
ゆっくり元に戻していければと
願っています。

おかげで、
おかんが、
少し離れて様子を見守ることが
できる日も近いと思われます。

ただこの先が
どうなっていくのかは、
本人にもおかんにも
まだわかりません。

でもまた
おかんが必要になれば、
いつでも駆けつけるつもりだし、
関わりすぎず、
離れすぎず、
適度な距離から、
離れて見守ります。

彼とは、
これから発達障害を抱えて、
就職することについても、
どう思っているのか
話を聴くことができました。

また、
長男のことに
集中している間、
次男のことをどうしていたのか。
兄弟それぞれへの
接し方についても、
改めて気づいたことがあります。

そして、
SOSから一週間が経ち、
彼がどう変化してきたのか。

またそのあたりは
少しずつ書いていきますね。

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