発達障害の子どもを育てる親に求められる3つの力

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今回色々あって、
改めて
発達障害がある子どもを
育てていくということを
考えていました。

その中で気づいた、
親に求められる
3つの力について
書いておきます。

まず第一に、
彼らの世界は、
そうではない人と
大きく違う。

ということを認識し
それを前提とする力です。

彼らが見て
感じている世界。

そこに、
そうではない人の常識なんて
通用しないのだ。

ということです。

私たちはついそのことを忘れて、
彼らを
そうではない人の常識や
実体のない「普通」
にあてはめて
考えてしまいがち。

だから
認識にずれが起こるし、
彼らの考えや行動を
「理解できない」
と感じてしまうのです。

そもそも
同じように見えて、
違う世界の中で
生きているのですから、
違って当然、
理解しづらくて当然なのだと
いうことです。

実はこれ、
発達障害ではない子どもについても
同じことが言えます。

親というのは、
無意識のうちに、
自分自身の世界観、
つまり先入観で、
物事を見て判断しているものだからです。

そこに気付いて、
子どもの目線から
物事を見ていく力を
親がつけていけば、
子育てはもっと
子どもに寄り添うものに
なっていくでしょう。

二つ目に、
世の中は、
発達障害ではない人が
当たり前と考えるルールで
成り立っているので、
そこで生きていくには、
たくさんの困りごとが
日々発生しているということにも
意識を向けていく必要があります。

親には、
彼らが今、
どんなことに
困っているのか、
何に助けを求めているのかを、
本人の立場に立って、
聴き、知ろうとする力が
求められているのです。

それを知るために、
傾聴や、
子育てコーチングなどのスキルが
必要になることも
あるでしょう。

子どもが安心して
感じていることを
話せる環境があり、
先入観なしに
それを聴いて
受け止めてあげられる
ことができれば、
今彼らが
何に困り、
何に戸惑っているのかは、
見えてきます。

そして三つめは、
子どもを信じて見守る力です。

それには
親自身の
覚悟が必要です。

自分が親として、
この子を育てていくんだ。
という決心。

腹をくくっていかなければ、
いつまでたっても、
子どもの横で、
迷い、
オロオロし、
先の道筋の
見えない子育てを
さまようことになってしまいます。

逃げ出したくなることも
きっとあるでしょう。

辛いことも
もちろんたくさんあるでしょう。

それでも、
自分が親として
選ばれたのだということ。

それをしっかり自覚し、
きちんと自分に必要な
助けを求めつつ、
子どもに寄り添っていく覚悟。

それができれば、
信じて見守ることは、
少しずつできていくと
おかんは信じています。

覚悟をしたからといって、
1人で頑張る必要は
ありません。

周りに頼って
いいのです。

助けを求めて
いいのです。

自分にそれを
許すこと。

頼ったり、
助けを求めるのは、
弱いひと、
出来ない人がすることなのでは
ありません。

誰にでも許されている、
当然のことです。

けれどそれは、
誰かがあなたののかわりに
あなたの子育てを
してくれるわけでは
ありませんからね。

助けてもらい、
支えてもらいながら、
自分で考え、
自分が子育てを
していくのです。

我が子の子育ての
主体は
自分自身にあるということは
忘れないでくださいね。

自分とは違う、
子どものいる世界を
認識する力。

子どもの言葉、
子どもの心に
耳を傾ける力。

子どもを信じて見守る力。

そのために、
親である自覚をもち、
親である覚悟をし、
周りに助けられ
支えられながら、
自分で考え
自分の子育てをしていくこと。

実はそれが、
発達障害のある子どもを
育てていくために
大切なことであり、
同時に、
発達障害ではない
全ての子育てにとっても
大切なことなのです。

おかんがサポートしているのは、
そのすべてにかかわる部分。

スキルも、
親としての心のあり方も、
お母さんと一緒に考え、
寄り添いながら
サポートしています。

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