失敗から育てる、子どもの考える力

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子どもの失敗に対する
親の対応。

昨日は「待つ」ことについて
書きました。

昨日の続きです。

「待つ」と同じくらい
大事なのが、
「じゃあどうしたらいいかな?」
という問いかけに、
考えて出てきた
子どもの答えを
否定しないということです。

だいたい
親の考えがいつも正しくて、
子どもがいつも間違っている。
なんてことは、
ありませんからね。

親からみたら
間違いだ思えることだったとしても、
子どもに大事なのは、
子ども自身の答えです。

それが間違いかどうかは、
子ども自身が自分でやってみて、
自分で気づけばいいことです。

せっかく一所懸命考えたのに、
「それはダメでしょ」
「間違ってるよ」
と言われるのは、
人間誰でも嫌なものです。

人は学習する生き物。

否定されることを繰り返すと、
そんな嫌な思いをするくらいなら、と
自分で答えを出すことを
やめてしまう。

そうやって、
子どもは
自分で考えるのをやめて、
親に答えをもらうように
なっていきます。


あるいは、
「わからない」
で済まそうとします。

否定はするけど、
答えはくれない、
一緒に考えてももらえないときなんかに、
起こります。

悪質な丸投げですね。

考えることを
強要されるのに、
答えを否定されると、
もうどうしていいのか
わからなくなりますからね。

最悪の場合、
考えることに対して
拒否反応が起こり、
そのたびに
かんしゃくやパニックになる
可能性だって
あるのです。

子どもの考える力を
育てるのは親ですが、
奪うのも親です。

うちの子は、
自分で考えようとしない。

と感じているのなら、
まずは
今までの接し方が、
考える意欲を削ぐものでは
なかったかどうか、
振り返ってみてくださいね。

そして、
自分で考える力を
育てていきたいのなら、
まずは自分自身の忍耐力から
育てていきましょ。


子どもは本来、
突拍子もないことを
考えたり、
したりするもの。

それは、
発想を現実にやってみて、
自分なりに考えて
学んでいる過程です。

だから、
自分で答えを見つけろと言っても、
親が想定する答えが
出てくるとは限らない。

それをいちいち
親が制限していては、
自由な発想なんて、
育ちようがないのです。

けれど、
子どもの自由な発想につきあうのは、
楽ではありません。

自分の楽のために、
子どもの自由を制限するのか、
自分は大変だけど、
子どもの自由を大切にするのか。

親としてどちらで行くのか。

子どもの自由な発想の答えを、
待って、
受け止められる器の人間になるために、
自分は何をすべきなのか。

まずはそこから
しっかりと考えてみてくださいね。


長男のときは、
持たせた鍵を
失くさない対策が
必要でした。

最初はおかんも未熟で、
失くしたことを
責めてばかりからの
スタートでした。

山ほど失敗して、
たくさん子どもを傷つけ、
自分も傷ついて、
学んで学んで
考えて考えて、
ようやく今に至ります。

もうこれ以上
ガミガミ怒鳴りたくない。

こんなお母さんでいたくない。

だから行動し、
学んで実践してきました。

長男は今でも、
鍵をなくすことがあります。

それでも、
小学生の頃に比べたら、
頻度はグンと少なくなっています。

ゼロにはならなくてもいい。

だって、
人は誰でも
失くすことはあるからね。

100が80になり、
80が50になったという
その成長を
喜べるおかんには
なれたと思っています。


そうそう、
次男の鍵対策。

以前はおかんのアイデアで、
予備の鍵を
家族だけが知っている場所に
置いてました。

よくある、
植木鉢の下みたいな。

でもそれ、あっという間に
次男が持ち出して、
元に戻さず、
失くしてしまったので、
もうできなくなりました。

彼にとっては、
「あ、鍵あるやん、ラッキー」
くらいでしかなくて、
みんなのために
元に戻そう。
という発想は、
なかったのか、
ただただ戻すのが
面倒な気持ちが
何よりも勝っていたのか(苦笑)。

その後
それがなくなって
自分が困ってるんですから、
しょうがないです。

多分そのカギ、
今でも次男の部屋のどこかには
あると思うんですけどね。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。

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