長男が片づけられるようになったわけ

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次男の次は、
やっぱり長男。

キッチンの
流しの下がカビていて、
水滴までついている。

それに、カビ臭い。

そんなSOSが何度かあって、
どうしても見に来てほしい。
と頼まれました。

カビ対策は
あれこれ伝えていたんですけどね。

どうも、解決しないらしい。

極力会わないようにしていて、
部屋になんて
立ち入らないように
していたのに、
今回は
ちょっと本人も
それが気になって、
他が手につかない様子だったので、
仕方なく部屋を
見に行きました。

おかんの緊急事態宣言なんて、
息子たちにとっては、
何も意味がない(哀)。


玄関を入ると、
確かに臭う。

けれどそれは、
カビの臭いというより、
下水の臭い。

ワンルームの
簡易な流し台なので、
排水管が通るところに
結構な隙間があります。

どうやら臭いは
そこからきているみたい。

ネットで対策法を探して、
長男に伝え、
戻ってきました。


久しぶりに入った
長男の部屋は、
とても片付いていて、
小学生時代に、
自分の持ち物が
管理できずに
えらいことになっていた
あの子と同一人物とは
とても思えません。

本人も、
「片付いてるやろ」

ちょっと自慢げ。

本当にそう思ったので、
「ほんまや、
めっちゃ片付いてるわ」
と伝えました。

「片づけ、できるように
なったんやね」
と言うと、
「いや、
授業がなくて、
時間があまるほどあるからや」
という返事。


そうなんだ。

と返事して、
思ったことがあります。

小学生の頃は、
学校の宿題やら、
友達との遊びやら
ゲームやら、
明日の準備だって
6時間分あったりで、
彼にとっては
したいことも
しなくちゃいけないことも、
たくさんあって
きっと彼は、
キャパオーバー
だったんだな。
って。

もともと苦手な子にとって、
翌日の準備を
6パターンするだけでも、
大変だったのだと。

そこに、
宿題もやらなくちゃいけないし、
テレビも気になる。

しかも、
片付いていない部屋には、
レゴやら折り紙やら、
彼が気になるモノが、
いつも大量に
視界にはいっていて。

そんな中で、
やらないといけないことを
やれ。
っていうのが、
無理だったのかも。

ただ
おかん自身も
当時は
仕事やら家事やらで、
すでにキャパオーバーで、
自分の身の回りを
片づけることが
できていなかったので、
子ども部屋を片付けるまでには
至れなかったのだと
思います。

目に入る
たくさんの情報に
振り回されやすい子だからこそ、
きちんと片づけて
視覚的にも
スッキリさせてあげた方が、
彼は早く落ち着いたのかも
しれません。


ただね、
人にはそれぞれ
キャパがあって、
それをオーバーしていることが
ダメということでは
ないと思うのですよ。

できる能力、
できる範囲は
人それぞれ。

多くの人と
同じようにできないのは、
ダメではなく、
本人にとっては、
それは負担が大きい。
というだけのこと。

本人に合わせた
物量とか、
ルールとか、
基準は
あくまでその子自身であって、
標準に子どもを合わせるのではなく、
本人自身のできる範囲に、
状況を
あわせていくのだということを、
忘れてはいけないと
思います。

長男にとっては、
今のこの状況でなら、
部屋も片づけられるし、
料理に取り組むことも
できるのだ。

それが、
いいか悪いかではなく、
彼にとっての事実。

何をどうするのかは、
その事実が
ベースになるってことです。

まずは、
お子さんが
みんなと同じに
できるかどうか。
ではなく、
お子さんのできる範囲は
何なのか?

そこを把握し、
認めることから
スタートしませんか?

その状態に
自信が持てるようになれば、
子どものできる範囲は、
自分から広げていけるように
なっていきますよ。


今日もまた、
笑って過ごせますように。

医療現場や、
ライフラインを保つために
いつもの日常を
私たちが送るために、
働くお母さんの
お子さんを預かるために、
今日もいつも通り
お仕事に向かわれるみなさんに
心から感謝します。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。

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