比較するなら〇〇と

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子どもをついつい
ほかのきょうだいや、
周りのお友達や、
昔の自分と
比べてしまっていませんか?

あるいは、
自分が理想とする、
その年齢や学年の
子どもと。

「〇年生なら
このくらいできるはず。」

「私が〇年生の時には
もうできていたのに。」

「お兄ちゃんは
この年にはもうできてたよ。」

「〇〇ちゃんは
やってるってお母さん言ってたよ。」

何気なく
言ってしまう一言ですが、
それがどれだけ
子どもを傷つけてしまうか、
自分が子どもで
親からそう言われた時、
あるいは職場で
上司から
同僚と比較して言われたところを想像して
考えてみてくださいね。


「私と〇〇ちゃんは
違うから!」

「○○ちゃんにはできないことで
私に出来ることだって
あるんだから」

沿う親に
反論したり、
反論できなくても、
心の中に
そういう想いが渦巻いて
きませんか?

その状態から、
やる気の火を燃やして
頑張ることはできますか?

よっぽど強い
負けず嫌いで
うまく行動に持っていける人なら
できるでしょうけれど、
たいていの人は、
怒りを抱えたまま、
出来ない自分として
生きるようになります。

「どうせ」私は・・・。

「やっぱり」私には・・・。

頑張るどころか、
消極的な子ども、
やる気のない子どもに
育てているようなもの。

自己肯定感のある子どもとは
真逆の子どもに
育っていきそうです。


そうならないために、
まずは
親の視点を
変えていきましょう。

子どもを
他の誰かと比較するのではなく、
半年前や1年前の子どもと
比較をしてあげてください。

前はできなかった
あんなことや
こんなことが
今は当たり前のように
できていたりしませんか?

まだ理想通りには
できていなくても、
随分とできる部分が
増えていたりしませんか?


自分自身を見る時も
同じです。

以前の自分が
できていなかったことで
今はできるようになっていること。

前ほど怒らなくなった。
イライラが少し減った。
子どもの話を頑張って聴けるようになった。

少しの変化は
見慣れてしまうと
すぐに気づかなくなってしまいます。

そして、
当たり前にできているように
勘違いしがち。

そういう部分をしっかり見つけて、
子どもになら
言葉で伝えてあげること。

自分になら、
頑張ってきた自分を
ほめたり認めたり
してあげること。

出来ないところより、
出来ているところ。

他人との比較よりも、
過去との比較。

見るところを変えていけば、
子どもの頑張りも
見えてきますし、
自分が頑張っていることも
わかると思います。

できてあたりまえ。
なんてありません。

全ての「できる」
には
努力や継続があるのですからね。

そこにしっかり
着目できる親になっていきましょ。


今日もまた、
笑って過ごせますように。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。

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