大学生が可哀そう

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昨日書いていたように、
本人のことを
自分の先入観や
思い込みで見てしまうと、
真実と違うものが
見えてきます。

そして、
自分が勝手に張ったラベルで、
その人のことを
ずっと判断してしまうことに
つながりかねません。

それを、
発達障害の子どもだけではなく、
自分のまわりにいる
全ての人に対して、
私たちは
気づかずにやっていることが
多いということ。

これは、
やめなければいけない。
ということではなく、
私たちはそうしてしまうことが
多いのだ。

そう
意識しておくこと、
出来ることなら
本人の声に
きちんと耳を傾ける姿勢を
持ち続けることが大事だと
いうことです。


実は昨日、
まさにそれを感じる出来事が
ありました。

おとといの夜、
次男から連絡があり、
大学に提出する
奨学金の書類に、
保護者の署名と捺印が
必要なので
書いてほしい。
とのことでした。

それで昨日、
朝から次男に会ってきたのです。

書類はすぐに書き終わり、
次男はその後、
友達と会う約束があるので、
そこまで車で
送ってほしいというので、
車で40分ほど
ドライブしました。

そのとき、
最近の様子などを
いろいろ聴いていたのですが、
この連休が終わると、
大学は後期がスタートするそうです。

次男の大学では
ようやくほとんどの授業が
対面になるそうです。


結局1年生の半分を
大学生らしいことが
あんまりないまま
終えることになり、
しかもそれが
入学直後からだったので、
おかんは常々
次男たち大学の新1年生は
可哀そうだな。

思っていたのです。

テレビやネットニュースでは、
再開されない大学に
見切りをつけて、
退学したり
休学する学生がたくさんいる。

とか、
社会から取り残された感覚になり、
鬱状態になる学生もいる。

とか、
どうしても
ネガティブな面を
強調するニュースが多く、
おかんもついつい
そちら寄りの感覚を
持っていたのでした。


けれど実際の
大学生の生活はというと、
授業はオンラインで、
大学内では会えないけれど、
クラスのみんなで
LINEグループを作って
交流したり、
大学外で会って交流を深めたりは
できていたようで、
遠くからきている友達も
たくさんできたとか。

そういうことを言うと、
感染予防の観点からは
あまりいい反応がないだろうから、
次男もこれまで
おかんには詳しくは
言ってこなかったのだろうと
思います。

けれど、
彼らは彼らなりに、
せっかくの大学生活を
良くしようと、
頑張っているんだな。
って思えました。


確かに
高校の授業とは
全く違う大学の授業で、
いきなりレポートを作成とか、
困難さもあったと思いますが、
そういう部分も
友達と協力しながら
何とか乗り越えてきていて、
たくましいなと
感じました。

ずっと
「可哀そう」という目で
見てきてしまいましたが、
やはりその大部分は、
おかんの思い込みという
フィルターを通したものだったのだと
思われます。


全ての学生が
そうだとは思いません。

悩みを抱え、
大学に行く意味を見いだせず、
違う道を選ぶことにした学生も、
もちろんいるのは事実。

でも、
みんながみんな
可哀そうなのではない。

今回次男と会って
話を聴けたことで、
ちょっとだけ
大学生を見る目が
変わりました。

そう言えば、
春頃には
さんざん愚痴っていた長男も、
今はそれなりに楽しく、
バイトとツーリングで
毎日を過ごしています。


今が完璧か?
と言われれば、
長男も次男も、
そしておかんも
そうではないと思います。

けれど、
今のこの状況の中で、
自分にできる精一杯で、
毎日をしっかり
楽しくなるように生きていることは
間違いない。

だから、
大学生は可哀そうだ。
というフィルターを、
いつも通して見ることは
もう封印しようと決めました。


あなたはどんなフィルターを
通して毎日を、
見ていますか?


今日もまた、
笑って過ごせますように。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。

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