言葉がけを変えられない3つの原因とは（3）
子どもを
大きく変えてしまうかもしれない
言葉がけ。
子どもに対して
プラスの言葉がけが
うまくいかない理由、
それを
3つのポイントから
書いています。
今日は、最後の3つ目です。
3つ目は、
ほめるポイントが見つけられないという思い込み
です。
私たちは、
いい言葉がけ＝ほめる
だと
勘違いしている可能性があります。
子育てコーチング講座を
学んでくださった方なら
ご存じだと思いますが、
別に「ほめる」ことなんて
必要ないんですよ。
子どもにとって
いい言葉がけ＝ほめる
だと思っていたら、
ほめられるポイント探しを
することになります。
でも、
ほめる基準って、
自分の基準ですよね。
ということは、
自分の基準に当てはめて
OKにならない場合、
ほめることが
できなくなります。
特性があったり、
お母さんとは
大きく違う性格や
行動パターンを持つお子さんだと
そういうことが
発生しやすいです。
で、
ほめるところが見つからない。
ってなってしまうことが
あるのです。
ほめなくていいんです。
否定や批判など
子どもにとって、
ネガティブな言葉を
選ばないだけ。
そして
目の前で見えている事実を
そのまま言葉にすればいいだけ。
ただ見たままを
伝えていくだけでも
じゅうぶん子どもにとっては、
いい言葉がけなんです。
だって、
お母さんが
自分のことを
見てくれている。
ってわかるから。
注目されている。
自分のことに
注意を向けてくれている。
それだけでも
十分ＯＫなんですよ。
「あぁ〇〇なんだね。」
でいいんです。
それを
怖い顔ではなくて、
笑顔で伝えていく意識を
してくださいね。
そのうえで、
少しずつ、
失敗をしたら、
「学ぶことができたね」
って伝えればいいし、
「次はどうすればいいかな」
って聞いていけば
いいだけなんです。
間違ったことや
失敗は、
してはいけないことではなく、
子どもにとっては
学びのチャンス。
それをそのまま
伝えれば
いいだけです。
あと、
「うまく子どもに
いい言葉を
かけられない自分」
は
ダメなお母さんなんだ。
って
自分をダメ認定する必要も
ありませんからね。
あなたもお子さんも
今はまだ
学びの真っ最中。
〇〇ができないから
ダメだ。
って
結論を出すには
まだ早いのです。
学んでいる自分、
頑張っている自分、
考えてなんとかしようと
している自分の方を
見ていきましょ。
何かがうまくできなくても、
お子さんは
あなたにとって
宝物のはず。
今はその感覚を
忘れかけていたとしても、
記憶のどこかには、
残っていると思いますよ。
それに、
ニュースとかで、
我が子をなくす話を見て、
心を痛めたり
していませんか？
それって、
もし自分に同じことが
起きたら。
って想像して、
辛くなっているってことで、
じゃあやっぱり、
手放したくない、
離れたくない。
ってことなのでは
ありませんか？
その気持ちです。
子どもの
うまくいかない行動で
子どもを評価し、
それを言葉で
伝えるのではなく、
その存在自体が
あることで十分ＯＫなんだよ。
あなたはお母さんにとって、
大切な存在なんだ。
ってことを
言葉でいつも
伝えていきませんか？
本当はね、
それさえできたら、
いいんですよ。
それさえ言ってもらえたら、
子どもって
すごく幸せになれるし、
頑張れるし、
やる気になれるんです。
そしてこれは、
言葉にして伝えていかないと、
子どもには
わからないんです。
心の中では、
大切だと思っていて、
もっと幸せになってほしくて、
厳しい言葉を
かけ続けていたら、
子どもはどう理解するのか。
自分はダメな子なんだ。
自分は嫌われているんだ。
自分はここにいちゃいけない子なんだ。
です。
ほめなくていいです。
いいところを
探さなくてもいいです。
ただ、
あなたがいてくれて
お母さんは幸せ。
あなたは私の宝物。
それを
お子さんがしっかりと
受け止められれば
それでいい。
そのために
言葉を使っていきましょ。
そして、
あなた自身の存在も、
あなたのご両親や、
パートナーや、
お子さんたちにとって、
いてくれるだけでＯＫな
存在なんです。
言葉や態度で
示してくれていなくても、
自分はここに
いていい存在。
そう思われている存在なんだ。
って
気づいてくださいね。
この世に
いなくていい人なんて
誰もいませんから。
どんな人だって、
誰かにとって、
大切な人
なのですからね。
今日もまた
笑って過ごしましょ。
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