教科書がなくなったという次男の話を聴いてみる

先日ちらっと
書いていた、
教科書のことを
書きますね。

それは、
新年度に入り、
すぐのこと。

次男がなにやら
家の中を
あちこち探しています。

どうしたのかと思って聞くと、
「教科書がない」
と言う。

探していたのは、
新しく買った教科書ではなく、
1年生の時から
もっている副読本でした。

さんざん探していましたが、
結局どこからも見つからず、
次男はそのまま
登校していきました。

「もしかしたら、
廃品回収に出したかもしれない」
と次男は言います。

今年の春、我が家では、
長男から大量に
テキストやら
プリントやらが出てきて、
ものすごい量を
廃品回収に出しました。

あまりに大量だったし、
基本的に
自分で出したものは
自分で責任を持ってね。
と言い渡していたため、
私は
ざっくりとは確認しましたが、
出てきたものは全部
その時に出しました。

なので、
確かにやってしまったかもしれないな。
と思いつつ
次男の話を
聴いていました。

諦めて登校してから
しばらくは何も言ってこない次男でしたが、
ゴールデンウィーク中に出た宿題を
するために
その本が必要だったらしく、
「やっぱりないから本を買って」
と言ってきました。

失くした。

買って。

うんいいよ。

とは
お母さんは素直に言いにくいよ。

そう言って
私は次男から
もう一度
なくした状況を
きくことにしました。

といっても、
問い詰めるように聞くと、
険悪な雰囲気になるので、
あくまで笑顔でさわやかに。

「本当に廃品回収に出してしまったの?」

「う~ん、わからん。
もしかしたら、
1年の時に先生に提出したままなのかも。
他にも何人かそういう人がおるし」

「提出して返却されてないってことかな?
じゃあ早めに先生に
言って確認してもらったほうが
いいんじゃない?
そもそも、
提出したものを返してくれないって、
学校に問題があるんじゃないのかな。」

「でも、そうかどうかも
覚えてないし。
名前書いてなかったから、
友達が間違えて持って帰ってるかもしれん。」

「あらー。名前書いてなかったら、
誰の本かわからないから、
戻ってきようがないね。
それで提出してたら、
誰にも返せずに先生も困るね。
もし友達だったとしても、
それが自分の本だって
言えないってことだね。」

「うん。。。
でもこの本が宿題と、
中間テストに必要やし、
買ってほしい。」

「そっか。
自分が名前を書いてなくて、
いつどうやってなくしたかも
わからないんだから、
お母さんが買うんじゃなくて、
自分で買ってほしい。
ってお母さんは思ってるんだけど。」

「いやもうバイト代ないし」

「えーーーーーーーっ!
全部使い果たしたの?」

「うん。」

学校で使う本がないことよりも、
次男のお金の使い方のほうに
衝撃を受けつつ、
車で
教科書を扱っている書店へ
向かいました。

お金は私が出さないと
買えないらしいので、
渋々用意し、
なんなら給料日に
取り立ててやろうか。
とも思いつつ、
彼が自分でできることは
すべて自分でしてもらうのが
うちのルールなので、
書店には次男一人で行かせました。

しばらくして戻ってきた次男は
手ぶら。

聞くと、
「ここにはなかった。
取り寄せだとしばらくかかるって。
しかも、
オレの高校には卸してないから、
別の支店に行った方がいいって
教えてくれた。」
とのこと。

けれどその時点で、
もう夜の8時。
どう考えても
閉店時間なので、
そのまま家に戻りました。

その日、本が手に入らなかった
次男の結論は、

宿題は、
友達から
必要な部分だけ
写真に撮ってもらって
何とかする。
改めて学校帰りに
自分で支店に行って、
在庫がなければ
注文する。

というもの。

「じゃあそうしよう。」

ということで、
その日は終わりました。

あれから数日。

来週の金曜日からは
中間テストが
始まります。

でも、
書店に行った気配はないし、
宿題が終わったからなのか、
何も言ってこない。

もしかしたら、
またテスト前日の夜遅くに、
「本買って」
って
言ってくるかもしれませんが、
その時はその時。

今は何も私からは言わずに、
様子を見ています。

今回のことで、
彼は教科書とか
持ち物に、
ちゃんと名前を書くように
なるかもしれないし、
やっぱりならないかもしれない。

いざという時に
出せるお金を
取っておくかもしれないし、
やっぱりそういうことは
しないかもしれない。

私は、
私の経験から言えることとして、
「こうした方がいいと
お母さんは思うよ。」
とまでは、言います。

けれど、
「こうしなさい」
は言わないし、
彼がそうするまで
何度も言い続けることも、
しません。

最終的にそれは、
彼の問題だから。
それを、
どうやって解決していくかは、
次男自身が決めることです。

私が先回りして、
あれこれ心配して、
彼にあれこれ言うことではないと、
私は考えています。

コーチングを身につける前までは、
私が納得するように、
しつこく声をかけて、
無理矢理そうさせていました。

けれどそれでは、
次男の中には、
おかんがうるさく言うから、
言う通りにした。
という記憶しか残らないし、
嫌な記憶、うっとおしかった記憶
としてしか残らないので、
次に同じことがおこっても、
またその繰り返しで、
次男は全く何も学ばないし、
次男のためにはならないんだ。

と気づき、
次男が自分で
どう解決するのか考えてもらい、
それをサポートする方向に
変えてきました。

大切なことは、
今目の前の問題を
親が介入してでも
解決することではなく、
次男が自分で考えて
解決する力を
育てていくこと。

時間はかかるけれど、
子どもが成長していけば、
どんどん楽にはなっていくやり方です。

それができるようになるのが、
子育てコーチングだと
私は考えています。

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