子どもを好きでも嫌いでも

コーチングを学ぶ以前。

おかんがまだ
子育てで
苦労していた頃。

毎日おかんは、
思ってました。

「長男と相性が合わない。」
「長男のことが好きではない。」
「長男のこういうところが、嫌い。」

だから、
長男と関わるのが
苦痛でしかありませんでした。

苦痛だし、
合わないし、
どちらかと言えば好きではないし、
なんなら、
嫌いな部分がたくさんある。

でもそれは
表に出してはいけないことで、
子どもを持ちながら、
子どもに対して
そういう感情を持っている自分が
これまた嫌で。。。。

なんだか
出口のない嫌悪感の中で
ずっと漂ってたように
思います(遠い目)。

それが
軽くなっていったのは、
別に好きになったわけじゃなく、
「好き」とか「嫌い」
とかいう
感情で、関係性を見なくなったから。

もうひとつは、
「嫌い」という感情を
持ってもいいものに
したから。

世の中のことをすべて、
「好き」か「嫌い」かに
分けてしまうことは
できるし、
それも、簡単にできるのですよ。

もちろん、
自分が選べる範囲のことなら、
自分の周りを
「好き」だらけにすることは、
可能です。

でも、
子どもは
自分のコレクションではない。

自分の好みで
選ぶとか、
そういう対象ではないのです。

この子が我が子であり、
自分が保護責任を負うということ。

それは、
自分で選べるとか
そういうものじゃないです。
逆に
選ばれたんだ。
と思う方が
いいのかもしれませんね。

だから、
そこにどんな感情が
渦巻こうとも、
子育てから
逃げられるものではない。

母親が我が子を嫌うなんて、
いけないこと。

私たちの中には、
無意識のうちに
そんな刷り込みが
入っているのだと
思います。

子どもと仲良く過ごす
親子の姿が
あるべき親子の姿だと
思っていませんか?

そして、
そうならなくちゃ。
と思って、
嫌いなのに、
無理に好きになろうとして、
好きになれない自分を
責めたりしていませんか?

嫌いは嫌いでいいのです。
たまたま相性が
合わなかったのだから、
仲良しが
親子の姿のすべてでは
ありません。

好きではなくて、
ほどほどに距離を置くのも
またひとつ。

自分の理想が
仲良し親子だからといって、
無理にその枠に、
自分と子どもを
当てはめる必要もなし。

それが手に入らない子育てだって、
当たり前のようにあるし、
それはいけないことではないし、
自分の望みとは
違ったとしても、
今目の前にあるのが現実で、
大事なのはそれを
事実として
受け止めること。

そこから目を背けては、
いけないのです。

「嫌い」は「嫌い」でいい。

でもね、
1人の人として、
愛してあげてください。

さて、ここで質問です。
「好き」と「愛する」ことの
違いって分かっていますか?

「好き」とか「嫌い」
は、
自分の感情で判断していること。

つまり、
自分の好みに合えば
「好き」だし、
好みに合わなければ
「嫌い」なんです。

要は、
自分のわがまま。

自分の思い通りになれば、
「好き」で、
自分の思い通りにならなければ、
「嫌い」
って言ってるだけ。

友達付き合いなんて、
それが最も発揮されるものですよね。

同じものが好きで、
同じ行動をして、
いつも一緒にいて苦にならない人が
好きな人。

自分が好きじゃないものが好きで、
私が選ばない行動をして、
ことごとく対立したり、
一緒にいると大変なのが、
嫌いな人。

それは、
選べる関係性だからこそ、
分けていいものであって、
それだけで、
すべての人間関係を見ているのは、
「わがまま」で、
子どもと同じレベルだということです。

もしかして、
あなたはまだ
おこちゃま??

子育てを楽にしたいのなら、
まずは自分が大人になることですね。

好きと嫌いで
家族も含めてすべての人を二分して、
判断し、
嫌いの渦の中で
きーきー言わないように(あらまたお口が・・)

あ、愚痴を言ってはいけない。
とは言いません。

それはきちんと、
プロを使って
吐き出してくださいね。
間違っても周囲の人に
まき散らさないように。
いずれ友達がいなくなりますよ。

人を好きか嫌いかで
分ける子どものような自分ではなく、
好きな部分も嫌いな部分も、
ひっくるめて
「人」を愛せる、
困った部分を
愛らしいと思える大人に
なってください。

そのためには、
「嫌い」という感情も
ありにすること。

そういう感情を持つ自分を
ありにすること。

そのうえで、
人を好きか嫌いか
ではなく、
好きな部分も嫌いな部分もあって人だし、
どんな人もいていいし、
自分の気に入らない人が
いてもいいし、
それでも
自分を含めて
「人」という生き物を
面白く、楽しく、
その人のままで受け止められる自分になれるように、
自分を磨き、
成長させていくこと。

それができる場所のひとつが
子育てで、
今自分は
子育てをしながら、
自分を成長させているんだ。
という自覚を持ち、
成長させてくれる我が子に
感謝しながら、
自分の頭で一生懸命考えて、
行動していくこと。

そして、
未完成のままの自分を
まるごと受け止めて
肯定していくこと。

残念ながら
子育てコーチングは、
あなたの思考を
変わりにやってはくれません。

つまり、
楽になるための答えを
くれるものではないのです。
ただし、
思考するための
基礎は作ってくれます。

自分の力で「考える」からこそ、
人は成長するのです。
安易に人に答えを求めず、
自分の中から
答えを探し出すために、
一生懸命「思考」しましょうね。

おかんは
その人の思考の手助けとなるよう、
コーチングのしくみを
お伝えしたり、
自己肯定を強化するお手伝いをしたり、
思考を整理する
お手伝いはできます。

けれど、
それをどう使って、
自分で考え、
自分の答えをみつけていくかは、
自分にしかできないこと。

人の数だけ、
やり方はあります。

人生や子育ての問題は、
学校のように、
答えを教えてもらえるものではないのです。

自分の頭で
考えた人だけが、
好きと嫌いの
その向こうにある
「愛する」ことを
手に入れられるのかもしれませんね。

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