心配だからしていいこと、しないほうがいいこと

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子どもをみていると、
いろんなことで
親は心配になってしまうもの。

ちゃんと成長しているのか。

に始まり、
ちゃんとお友達と
うまく過ごせるのか。

小学校では
みんなについていけるのか。

勉強は大丈夫なのか。

1人で外遊びは行かせても大丈夫?

お金のことを
どう教えたら、
将来困らない?

自分の身の回りのことを、
どうやって身につけさせる?

高校受験、乗りきれるの?

大学は?

就職は?

本当にもう、
心配してもキリがないほど、
次から次へと
出てくる心配の種。

そして私たちは、
心配に襲われ、
不安を感じると、
じっとしては
いられなくなりますね。

そんなとき、
その場の勢いで、
あれこれやってしまうと、
その後困ったことに
なってしまうことがあります。

また逆に、
あの時これをしていたおかげで
助かった。

なんてことも、
起こるのです。

さて。

この結果の違いは、
どこから出てくるのでしょうか?

同じ不安に駆られて
行動した結果なのに、
うまくいかない時と、
うまくいく時があるのは
なぜなのでしょうか?

お子さんが、
進路を決める時になって、
進学せずに、
好きな道に進みたい。
と言うことがあります。

もちろん、
固い決心で言っていることもあれば、
なんとなく
周りの雰囲気に流されて
そう言っていることも
あるでしょう。

好きな道と言えば
聞こえはいいですが、
安定性に不安はありますし、
苦労することだって
多いかもしれないのです。

そんなとき、
あなたはどう感じますか?
そして
お子さんに何を伝えますか?

その時のあなたの行動が、
お子さんの意思を
否定したり、
お子さんの意思に反して
行動を強制するものだったり、
お子さんの気持ちを
尊重するものではなかったり、
お子さんが納得するものでは
なかったりすると、
その後の経過が
お子さんの期待するものでは
なかったとき、
それは大きな反発となって
返ってくるでしょう。

だからといって、
ただ子どもの気持ちを汲んで、
子どもの言う通りにすれば
いいものでもありません。

やはり、
親には親の責任もありますし、
これまで生きてきた、
知恵も経験も
持っていますからね。

伝えるべきところは伝え、
教えたり諭したりすることはして、
そのうえで、
本人の気持ちをしっかり聴きとり、
本人の気持ちを尊重して、
この先どうしていけばいいのか、
本人とともに、
本人の納得する方向で、
進んでいけるようにする。

不安だからこそ、
そうしてほしいと
思っています。

自分に置き換えて
考えてみれば
わかると思います。

自分が持っている夢を
叶えたいと願っているときに、
親から
安定性やら
世間体やら、
一般の価値観やら、
そんなもので縛られて、
自分の行動と夢に
蓋をしたいと思いますか?

おそらく、
今のお子さんと同じ年齢のあなただったら、
「ハァ?何言ってんの?」
と反発心100%になっているのでは
ないでしょうか?

だからといって、
無茶をしていいというわけでも
ありませんが、
年を取ればできないことも
たくさんあります。

若いうちの数年間を
試行錯誤で使うのか、
意欲を封印して、
安定性の中で生きるのか。

あなたが感じることと
近いことを
もしかしたらお子さんは、
感じているかもしれません。

よくよく自分の心や、
過去の自分自身と
対話してみてくださいね。

そしてもう一つ、
不安なときにしてほしいこと。

それは、
子どもにどう行動させるか。
ではなく、
その不安に対して、
自分がどう行動するか。
を考えること。

不安を解消したいのは、
お子さんではなく、
あなた自身。

であれば本来は、
お子さんがあなたの不安を
解消するために行動するのではなく、
あなた自身が
自分の不安を解消するために
行動しなければならない。
ということに
気づいてください。

そして、
自分に今出来ることは何なのか?
を、
しっかりと考えて、
それから行動するように
してくださいね。

そのためには、

・自分の軸を見ていくこと。

・自分の気持ちに素直になれること。

・自分を肯定すること。

が、大切になってきます。

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