1年間ありがとうございました

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安心してください!
ブログやめるわけでは
ありませんから!

月曜の朝から、
床の張替えで
大工さんが来る。

なので、
リビングと廊下に
放置している
次男の服やらバッグやら、
ありとあらゆる私物を、
「片づけるように!」
と言い続けること何回か!
もはや数えきれないくらい
言い続けてやっとこさ!!

次男が
重すぎる腰を上げました。

といっても、
深夜だよ。

おかんもう寝てるのよ。

なのに彼はお構いなしに、
おかんの枕元近くに
大量に放置した服を
ごそごそとお片付け。

割と規則正しく生活しているつもり。
なおかんが
育てたとは思えないほど、
夜に大きく傾く次男の生活。

完全に夜行動物ですな。

若いからか??

日曜日の昼間も午後も夕方も、
リビングにはいたのよ。

起きてもいたのよ。

で、おかんは何度も言ったのよ。

でも彼は、
動かなかった。

多分、
「今そんな気分じゃない」
とかだろうな。

わかってるさ。

納得はしてないけどな。

で、
おかんが寝る時間になっても、
全く片づけられてない
山ほどの服や荷物に
とうとうおかんは
ブチ切れました。

ここまで
よく耐えたと思う。
ほんと、表彰状もんだわ。

しかも、
声を荒げて、
追い詰めなかった。
えらい!あたし!!

ブチ切れたおかんが
寝る前に
何をしたかっていうと、
次男にあてて
LINEでメッセージ。

それもかなりきつめの口調で。

そんな時に限って、
鮮やかに思い出す、
してあげたあれこれ。

よし!今日は言うぞ!

「頼まれたことを、
ほとんどしてやったじゃないか!
なのにあんたは、
頼んだことを何もしてないじゃないか!

これって、フェアじゃないと
おかんは思う。

もうおかんの堪忍袋は限界です。

明日の朝、大工さんが来る前に
全部あんたの部屋に
ぶち込みます。

そして、
今後共有スペースに
ものを散らかすこと、
ごはんの後片付けを
放置している限り、
友達の泊りは一切許可しません。」

うん、最後のが
効いたと思う。

夜中になって、
いそいそと
片づけ始めたよね。

おかんがもうちょいで、
爆睡に入るってタイミングでね。

目が覚めたわっ!

そして、
その枕元でごそごそと片づけていた中には、
木曜日に持たせた
お弁当箱があった。

自分のを放置しすぎて、
捨てちゃったから、
元長男のを譲り受けたお弁当箱!

高校2年では最後だった
お弁当!

ほんとは金曜日が
最後だったのに、
出さないから金曜日は、
おにぎりだけだったんだわ。
(あれはお弁当という認識なし)

あるのは知ってたけど、
おかんも意地になって
そこに放置してたよね。

そしたら次男、
突然おかんに向かって、
「一年間お弁当ありがとうございました!」
って、
爽やかに
お礼言ってくれた。

今言う?
でもめっちゃ好青年風だったよ。
なんでこんな時間に、
こんなときに、
こんなうれしいこと言うんだよ。

ってか
起こされてふてくされてて、
おかん反応できなかったよ。

言われっぱなしに
なっちゃったよ。

次男の精一杯の
ありがとうだったのに。

本当はにっこり笑って、
「いえいえどういたしまして」
くらい言わせてほしかったよ。

あと1年もしないうちに
このやり取りも
終わりなんだよ。

次男が卒業したら、
もうお弁当を作る人もいないんだよ。

してあげたあれこれなんて、
そんなの
全部吹っ飛んだよ。

してあげてる。
とか言ってるけど、
してあげる相手が
いてこそなんだから。

息子たちがいるから、
おかんはおかんで
いられるんだよ。

ありがとうは、
こっちだよ。

おかんでいさせてくれて、
ありがと。

朝から
やっぱりギリギリまで寝ていて、
ひつこいおかんの
LIINE電話のモーニングコールに
むすっとしながら
大慌てで登校していった、次男。

昼頃しれっと、
おかんにLINEがとどく。

「迎えにこれん?」

「どうした?」

「チャリの前輪の
チェーンが外れた」

「なおせないなら、車に自転車ごと載せて、
自転車屋さんかなぁ?」

仕方ないから、
車で高校に向かう途中、
再びLINEの通知。

「なおった。もういいわ。」

直してみる前に、
連絡してたんかい。

さんざん努力してから
連絡してこーーーーい!

おかんの声は
むなしく車の中に
ひびく。

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