相談と愚痴

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先日
子育てコーチング講座の中で、
受講者の方が、
相談と愚痴について
おっしゃっていたことが
心に残っています。

彼女は
周りのお母さんたちから
よく相談を受ける機会が
多いそうです。

彼女の中で、
「相談」は、
話をして答えを求めたい時にするもので、
「愚痴を聞いてほしい」
と言われれば、
とにかく聴くつもりでいるそう。

けれど、
結構な割合で、
「相談」といいつつ、
ただ愚痴をきいてほしかったり
することがあるのだとか。

で、
「相談」と言われて
一生懸命一緒に考えたり、
アドバイスをしたりして、
でもそれを、求められてない。
ってことに後から気付くのだとか。

「相談」と「愚痴」を
わけずにとらえている人も
多いと思います。

でも
彼女のように、
相手の人の言葉から、
相手が何を求めているのかを考え、
よりよい対応を
しようとしている人に対しては、
誤解を生みやすいのですよね。

よく、
男性は物事を解決しようとし、
女性は共感を得ようとする。
って言いますよね。

でもこれも、
男性と女性で、
線引きするものではなく、
「今本人が
どちらを求めているのか」
を知ることで
決めていくものだと思っています。

コーチングの対話では、
最初にまず
「ゴール」を決めます。

それは、
この対話が終わった後に、
どうなっていたいか。
を最初に本人に訊いて
お互いに確認しておく作業。

・頭の中を整理したい
・どちらの選択肢にするか決めたい
・とにかく聴いてほしい

などなど、
今その人が
何を求めて
自分と対話をしているのか。
ということを
明確にすることなのです。

とはいえ、
相手自身が、
自分が何を求めているのか
わからないままに、
話を持ってきている可能性も
あります。

なので、
聴く側に立った時は、
相手が何を望んでいるのかを
認識しながら
聴くこと。

自分自身が
誰かに相談しようと思ったときは、
自分がその相談で、
何を求めているのか。
ってことを
しっかり決めて、
それを相手に伝えてからに
した方が
より納得する結果を
得やすいと思いますよ。

家庭内のあるあるで、
話を聴いてほしい奥さんと、
問題を解決したいご主人
という対比が
よく出ます。

これも、
お互いが、
相手が何を望むのか、
自分が何を望むのかを
はっきりさせないままに、
対話をスタートさせることから
起こるもの。

ま、言ってもわかってくれない人も
もちろんいますので、
求めるゴールを伝えたからと言って、
絶対安心ではありません。

だって相手は
プロの聞き役ではないのですからね。

親子だってそうです。

子どもはただ聴いてほしいだけ
かもしれないのに、
親は
我が事のようにとらえ、
求められてもいないのに
アドバイスをして、
そのアドバイスに
従わないと言って、
イライラしたり、
本人に文句を言ったり。。。

それ、
子どもが悪いんじゃなくて、
子どもの要望も確認せずに、
自分の勝手な答えを押し付けて、
強要しようとしているからかも
しれませんよ。

コーチングを学び実践しようと
するからには、
自分自身が聴き役としての
能力は
上げていきましょうね。

パートナ―には
「聴いてほしいだけなのに」
と怒り、
子どもには、
「アドバイスしてあげてるのに」
と怒る。

どちらとの間にも、
同じ問題が発生していて、
自分は両方の立ち位置の
当事者にいるってことに
気づいてくださいね。

相手も自分も成長させ、
信頼関係を築いていくことができ、
子どもが自分で考え
行動できる子に育つ、
子育てコーチング。

その深い世界に触れ、
学びたいと思った方は、
ぜひ講座を受講してみてくださいね。

あなた自身が、
大きく成長し、
変わることができますから。

そして、
あなたが変わると、
もちろんお子さんも、家族も、
変わっていきます。

ワクワクする未来を
一緒に手に入れて行きましょ!

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