長男の今年の夏休みの過ごし方

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試験が終わり、
長男2回目の、
大学の夏休みが始まりました。

今年の夏、
長男は免許を取ることに
したのです。

もともと長男は、
それほど車を
運転したいとは
思っていない人。

次男とは
対照的です(笑)。

けれど、
身分証がわりにもなるし、
これから先
持っておいた方がいいことも
多いだろうからと、
ようやく今年、
重い腰をあげたみたいです。

でも、
今いる京都や
実家のある大阪で、
教習所に通うと、
他の予定もどんどこ入ってきて、
そもそもあんまり
気が乗らない教習が
どんどん遅れて行くのでは。。。

自分で危機感を覚えたらしく、
彼が選んだのは、
父方の実家がある
四国へ行くことでした(驚!)。

「自分を追い込みたい」
とか言ってましたね。

免許を取るのに、
そこまで追い込む必要が
あるのかどうか、
おかんにはわかりませんが、
彼がそう考えて
決めたことですから、
特に反対する気もなく、
「ふーん、そうなんだー」
でした。

部活や受験でとことんまで
自分を追い込んでいた、
長男らしい発想とも言えます。

その追い込み癖で
しんどくなったことも
たくさんあるんだけれど、
やっぱりこれは、
彼の特性というか、
性格というか、
そういうものなんだろうなぁと
思います。

四国へ行くと言っても、
別に、
合宿免許では
ありません。

父方の祖父母宅に
滞在しながら、
近所の教習所に通い、
この夏での
免許取得を
目指す計画です。

なので
1か月で終わるか、
それ以上かかるのかは
わかりませんが、
大学の夏休みは
9月末くらいまでなので、
それまでには
何とかなるでしょう。

最後は大阪で
無事取れたらいいなぁ。

昨日の夜、
彼は大阪南港から
フェリーで旅立ちました。

この日のために
おかんが貸した
大型のスーツケースで
京都からまずは
地元枚方へ。

友達と
ご飯を食べる約束を
していたそうで、
おかんは彼に渡すものがあったので、
駅前で一瞬
会いました。

彼には合わなかった
学生アパートから
引っ越しをして、
落ち着いた環境になってから、
精神的にも落ち着いたようで、
元気な様子に
おかんは一安心でした。

そして夜、
大阪南港へ移動して
フェリーに乗船。

先ほど無事に
四国に上陸したみたいです。

このフェリーは、
息子たちが小学生の頃、
毎年帰省のたびに
利用していた船。

あのころは、
私が手配して、
子どもたちを引き連れて、
移動していたのに、
10年も経てば、
自分で手配して、
自分1人で乗って、
行っちゃうんですよね。

大人になったんだなぁ。
って
改めて感じました。

もう、
おかんが長男に
してあげる必要が
あることなんて、
ほんのわずかしか
ありません。

だいたいのことは、
自分で考えて
行動できちゃうんです。

そうなってほしくて、
ここまで一生懸命
試行錯誤しながらも、
育ててきました。

彼には
ADHDの特性があり、
色々と手がかかることが
多かっただけに、
ここまで成長してくれたことが
嬉しくてたまりません。

小学生くらいの頃は、
周りの同学年の子たちより、
数年発達が遅いような
ところもたくさんありましたが、
中学生くらいから、
彼の発達のスピードが増して、
いつのまにか
全く変わらなくなりました。

困りごとは、
相変わらず少し残っています。

でも
それを自分でカバーする力も
つきました。

以前自分で考えて、
心療内科に行き、
薬をもらっていましたが、
今はもう通っていないそうです。

「しばらく飲んでたけど、
効果が実感できなかった」
のだそうです。

彼は彼なりに、
試行錯誤して、
なんとか社会に適応して、
やっていこうとしています。

特性の出方によって、
目指すゴールはもちろん
人それぞれです。

定型発達とか言われる、
いわゆる世間一般のひとたちと
同じようには
生きていけないかもしれない。

けれど、
発達障害と言うだけで
子育てや
子どもの未来をあきらめる必要は
ないのです。

おかんは、
子育てコーチングを
実践することで、
長男との信頼関係を築き、
長男の心の安定を
サポートすることができました。

これによって、
長男は
安心して自分に必要だと
思うことに
取りくむことが
できるようになったのです。

結果的に、
長男は、
信頼されている自分を認識し、
必ず自分には
味方がいることを理解し、
安心で安全な家庭の中で、
心が安定することによって、
自分の力で
感情をコントロールすることを学び、
工夫して、
できないことを
カバーしていくやり方を
身につけていきました。

社会的なスキルは
発達障害の子どもにとって、
もちろん大切でしょう。

けれど
それよりも大事なのは、
それを支える
家庭とか親子関係という
土台が、
安定して
温かく子どもを受け止めていることだと
おかんは考えています。

子育てコーチングは
そんな家庭、
そんな親子関係を築いていく力を
親自身が持つためのものだと
思うのです。

この先
難しいことも
もちろんまだ起こるでしょうけど、
それでも
彼の力を信じて、
できる応援を
していきたいと
考えています。

1か月後か
2か月後には、
長男の運転する車の
助手席に乗る日が
やってくるかな~。

怖いような
嬉しいような、
複雑な気分ですが、
これでまた
おかんの夢が
一つ叶いそうです。

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