長男の失くしもの

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昨日の続きです。
昨日の内容は、こちら

おかんがやっている、
何かを失くした時の対処法、
買う。と再発行する。

再発行だって、
やってみたら、
思ったよりも簡単でした。

これまでに、
保険証、
交通系ICカード
(もうちょっと前にも
失くしています)
を再発行しました。

こういう時に、
親側が怒るのは、
その手続きが
面倒だったり、
そのために
仕事を休まなくては
いけないから。

というのも、
大きな理由だと
感じています。

でもそれって、
意外とやったことないからこそ、
感じてしまうもの
なのかもしれません。

保険証のときなんて、
手続きが大変で、
ものすごく手間と時間が
かかると覚悟していました。

実際には、
一度市役所に行き、
書類を書いて、
あっという間に
再発行がされました。

「え?こんなにさっと
再発行してもらえるものなの?」

拍子抜けしたほどです。

こうやって振り返ってみると、
長男が失くしものを
しやすい子どもだったからこそ、
その対処に、
他の人よりも
たくさん経験を
積むことができたし、
周りの人で、
そのことで困っている人がいたら、
「うちはこうしたよ」
と言ってあげられるネタが
増えたのですから、
これはこれで
悪くはなかったな。
と思っています。

何かを失くして、
どうにもならず、
最悪の状態を招いたことは
今のところ、ない。
という
ただただラッキーな状態が
続いているからかも
しれません。

それでも
対処するうちに、
「たいていのことは
なんとかなる」
とわかってきたので、
あんまり先の事に
不安を抱かなくなり、
落ち着いて対応できるように
なったと感じています。

毎回本人に、
失くしたことで、
何にどう困っているのか、
そして
それをいつまでに
何とかしなければいけないのか。

そのあたりを訊いて
共有したら、
次のステップです。

例え時間がかかったとしても、
少しでも本人が、
自分で何とかできるように、
育てていくこと。

それが
自立への子育てだと
考えています。

もしもそれが、
結果的に
一生かかったとしても、
構いません。

おかんは
自分の命がある限りは、
その対応を続けていくつもりで
います。

だって
おかんは一生彼の親なので。

できる間は、
そうなるように
自分の力を尽くすだけ。

どこかのタイミングで、
もうおかんが
サポートしなくてよくなれば、
嬉しいのです。

人が行動せずに、
立ち尽くしてしまう理由のひとつに、
「最悪のことになったら
どうしよう」
と考えてしまうことがあります。

もしも何かを失くして、
最悪の結果になったらどうしよう。

もしもこの先もずっと、
子どもが独り立ちできなかったら
どうしよう。

「もしも」
はいくらでも想定できる
不安材料ですね。

で、
そういう不安に対する
安心できる答えなんて、
どこをどうやって探したって、
見つけることは
できないのです。

つまり、
そのパターンで
考えること自体が、
自分を迷宮に押し込んでいる行為だと
いうこと。

不安のせいで
行動できないのではなく、
自分で自分が行動できないように
コントロールしているだけなのですね。

答えがはっきり出ることについては、
おかんはいくらでも考えます。

そして考えたら、
それを行動してみます。

それでやってみて、
間違っていたら、
違うやり方で
またやればいい。

いちいち凹んでいる暇は
ありません。

うまくできたか、
できなかったかの
どちらかだけなんです。

これはそもそも、
おかんが行動型の気質を
持っていたから
できるんだ。

と感じている方も
いらっしゃるかもしれませんが、
昔はあれこれ理由をつけて、
行動しないを選ぶ人だったのですよ。

行動型の気質があるから、
行動できたのではなく、
自分の人生を
後悔しないように生きる。
と決めたから、
少しずつ行動する人に
シフトし、
その積み重ねで、
行動することへのハードルが、
どんどん低くなってきただけなのです。

そこに、
自分の気質を知り、
ますます自信を持って、
行動できるようになっただけなのです。

他人は変えられませんけど、
自分自身は
いくらでも自分の望むほうに
変えられますからね。

気質を知って、
自分の強みを知ることができるのは、
いいことなのですが、
自分の気質に
縛られた生き方をするために、
気質を知る必要は、
ないと思っています。

話を元に戻します。

おかんは、
考えたところで
答えの出ない問いは、
そもそもそれを自分に
問いかけたりはしません。

それが心に出てきたら、
「ならば今自分にできることを
するだけだ」
と自分に言い聞かせ、
とにかくがむしゃらに、
今できることを
とことんやります。

続きはまた明日
書いていきますね。

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