学校に行かせた方がいいの?休ませてもいいの?

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ここ数日、
お子さんが学校に行かない。
ということについて、
ご相談を立て続けにいただき、
メルマガやブログで
お返事をさせていただきました。

そもそもこの悩みは、
学校に行ってほしい親と、
行きたくない子ども。
という構図があるから
発生する問題であり、
親自身が、
学校に行っても行かなくても
いいんだよ。

と捉えていると、
問題にはならなかったりします。

とはいえ。
ですけど、
おかん自身、
学校には行きたくなければ
行かなくていいよ。
と思っているかと言われれば、
そこは、Yesと簡単には
言えないのですよね。

学校には学校の良さがあります。
だから、
子ども自身が
しんどい子どもあるけれど、
総合的に判断して、
「行きたい」
とか、
「行かなくちゃ」
とか、
「行かなくては」
と考えているのなら、
行くことを目的にして、
親子で頑張ると思います。

けれど、
子ども自身が、
「もうしんどいから
学校には行きたくない」
と言われれば、
その奥にある想いに
しっかりと耳を傾けて、
子どもと一緒に
これからどうしていくのかを、
考えると思います。

ただ間違ってはいけないのは、
学校に行くのか行かないのか。
というのは、
本来子ども自身の問題なのです。

親が
行くべきとか、
行かなくていいとか、
判断するものではない。
ってことなんです。

子どもの問題の答えは、
子どもの中にしか
ありません。

子どもの問題に、
親が答えを出したり、
親が答えを決めたりしては
いけないものなのです。

親にできることは、
子どものその気持ち、
その答えを尊重し、
その答えに寄り添い、
今自分ができることを
精一杯するだけ。

その中で、
周囲からの
いろんな声を
耳にすることも
あるでしょう。

そのたびに、
今の自分のこのやり方で
本当にいいのかどうか、
迷ったり、
また悩んだりすることも
あるかもしれません。

でもそこで、
ちょっと考えてほしいのです。

もし、
周囲の声に従い、
子どもを無理やり学校へ
行かせたとして、
そこで子どもが
更に精神的に不安定になり、
学校に行くことが
不可能になったとしても、
声の主は責任を取ってはくれません。

今自分が耳を傾けるのは、
周囲の大人の声なのか、
我が子の声なのか。

しっかりと考えてみてくださいね。

親ではない
周囲の人たちが
しつこくあなたの子育てに、
あれこれ言ってくることも
あるでしょう。

そんなとき、
ちょっと離れて
見てほしいのです。

本当に、
あなたやあなたのお子さんのことを
考えてくれる人は、
自分の考えに
あなたを従わせようと
するでしょうか?

人を尊重できる人は、
自分の考えを
他人に押し付けたりはしません。

自分と違う考え方の人を
責めたり
否定したりもしません。

あなたに「良かれと思って」
あれこれ言う人、
そしてその通りにしないと
機嫌が悪くなったり、
怒る人。

それは、
あなたやあなたのお子さんの
気持ちを無視し、
「良かれと思って」
という免罪符を掲げて、
自分の信じる価値観を
押し付けている人なんだってこと。

まずはそこに、
気づいてくださいね。

そのうえで、
今後の関係性を壊せないので、
表面上は言うことを聞くふりを
しておくのか、
そこまで関わりがないので、
右から左に聞き流して、
あいまいな微笑みを残して
離れていくのか、
関係性をぶち壊す覚悟で、
自分の信じる道を進むのか。

それがお子さんの問題であれば、
何がお子さんにとって
ベストなのか。

それが自分の問題であれば、
何が自分にとって
ベストなのか。

そこをじっくり考えてみてくださいね。

正しい答えが
あるかどうかは
わかりません。

答えが一つかどうかも
わかりません。

自分の選ぶ答えが、
正解かどうかすら、
わからないのです。

それでも、
本当に自分が今信じることを
ゆっくりと、
自分のペースで
実行していってくださいね。

今もなお、
学校という場所があるということは、
学校の良さも
確かにあるのだと
思います。

けれど、
学校という場所が
どうしても合わない子も
たくさんいるのです。

どちらも事実なんですよね。

どこに寄り添い、
どう前を向いて
お子さんと進んでいくのか。

答えはあなたの中に
必ずあります。

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