寝不足なんです。どうにかしてください。

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このところ、
夜中にいろんな物音で
目が覚める毎日です。

いや、
年々眠りが浅くなってきたとかじゃ
ありません。

そろそろいい年だけど。

原因は、次男。

おかんが寝た後
中間テストの
勉強を始め、
ほぼ夜通しやっているから。

今日は朝方に
シャワーの音で起こされたうえに、
知らん間に、
友達まで来てました(苦笑)。

テスト前は、
おかんが寝た後に、
次男が晩ごはんを食べるので、
その物音で
やっぱり目が覚めてましたから、
別にテスト期間中でなくても、
おかんはいつも
起こされている。

なんだかんだで、
早めに布団に入っても、
ちょっと寝不足の毎日が
続いています。

こういう時、
あなたなら
お子さんに何と言いますか?

コーチングを学ぶ前は、
「もう!寝ているときは
静かにしてよ!
寝られないよ~!」
とか、
「勉強は夜中じゃなくて
まともな時間にやってよ!」
「普通の時間に晩ごはん食べて!」
とか
言ってたと思います。

で、たいてい
「勉強してるんだから
しょうがないじゃないか」
って言い返されて、
もう何も言えなかったり、
「俺だって色々忙しいんだから、
じゃあ勉強すんなってことか?」
って逆ギレされたりね。

最悪の場合、
「じゃあもう勉強しない。
おかんのせいだからな。」
なーんて、
勉強しないわ、
こっちが悪いみたいに
言われるわで、
なんでこうなるのよ~。
って悲しくなることに
なったりもします。

言い方次第で、
親子喧嘩にまで
発展してしまうことだって
ありますからね。

言葉選びは
慎重にしたいですし、
子どもに声をかける前の、
自分の視点も
もっと広げておきたいですね。

ではおかんは
どうしているのか。

夜中に目覚めたときや、
朝次男と顔を合わせて
ひとこと言いたくなる前に、
まずは自分の中で、
しっかり考えます。

確かにこれがこのまま続くと、
自分はしんどい。

けれど、
次男は今
頑張って勉強しているのだから、
その気持ちを削ぎたくはない。

人にはそれぞれ、
やり方があって、
勉強だって
取り組みやすい時間が
あるのだから、
それを無理やり変えろというのは、
やっぱり酷だと思う。

じゃあ何と言おう?

いきなり苦情から入ると、
次男だって
気分がよくはないだろうなぁ。

頑張って勉強していることは、
認めよう。

まずはそこから。

で、本題だ。

「おかんは夜中の物音で、
たびたび起きてしまっていて、
ちょっと寝不足なんだ。

できればもう少し
静かにするか、
勉強の時間を変更するか、
できないだろうか?」

いやいや。

どうするかは、
本人が考えて決めることだから、
おかんがそこまで
指示するのはどうかと思う。

それってやっぱり、
本人の事情や気持ちを
考えてない言い方だな。

そもそも、
テスト期間中という
期間限定のことだし、
明日には終わる。
ということは、
今晩が最後。

それをわざわざ
朝の忙しい時間帯の次男を
捕まえて
言わなきゃいけない?

う~ん。

でも
全く何も言わないのも、嫌。

そうだ!
ここも、
事実をそのまま伝えとけばいいや。

それでどうするかは、
次男次第だから。

そして朝。

「おはよう。
昨日の夜も、
勉強頑張ってたんやなぁ。

夜中?朝方?のシャワーの音で
起きたわ(最高の笑顔で)。

あと2日頑張りやぁ~。」

次男が頑張っているね。

というメッセージで、
言いたいことはサンドイッチ。

そして、
最高の笑顔で、
責める気は全くありませんアピール。

おそらく、
苦情が入ってるとは、
気づかないかもしれないけれど、
気づく子は気づくレベルだけど、
でもうちの息子たちは、
まぁまぁ気づく。

で、
機嫌がいいと、
「あ、ごめん起こしてしもた?」
って言ってくれるし、
機嫌が悪いと、
何も言わない(笑)。

でも、
おかんの言いたいことは
伝わっていると思う。
ってか、
伝わっていると思っておく。

もしかしたら、
あなたのお子さんも、
これで気づくかもしれないけれど、
素直に謝るのが
照れくさくて、
気づかないふりするかも
しれません。

だから、
目に見える相手の反応で、
「いくら言ってもわからないやつ」
認定は
しないほうがいいです。

初回はこのくらいの
言い方です。

そして、
毎日続くときは、
もうちょっとずつ
言い方を変えて、
起きてしまうことや、
寝不足であることを
少々アピールしておきます。

次男の機嫌のいいときを
見計らって、
笑顔で、
頼みますよ~的に。

自分の言いたいことだけに
気持ちを集中して
言ってしまうと、
その言葉は
子どもに刺さったり、
反発を招いたりします。

親子であっても、
コミュニケーションは
気遣いだし、
親しき中にも礼儀ありですからね。

親子だからいいや。

あってはいけないと
おかんは考えるようになりました。

長くつきあっていく
親子だからこそ
最大限相手のことも
想いやって、
相手の受け取りやすい言葉にしたり、
受け取りやすい時に伝えたり
しようと思うようになりました。

そうやって、
言葉や状況を見て、
考えてから話すように
変えていったことで、
おかんの視点も変わりましたし、
そこが変わると、
息子たちの反応も、
変わってきましたからね。

実際の状況は、
なかなかすぐには
変わらないし、
次男には次男の事情があるので、
仕方ないと思っています。

結局、
このくらいの年代になると、
一緒に暮らし続けるのは
難しくなってくるのでは
ないでしょうか?

生活リズムが
それぞれ違ってきますからね。

だからこそ、
独り立ちなのだと
思っています。

海外でも
18歳になると、
ほとんどの子どもは
家を出ていきますよね。

一緒に居たくても、
限界ってあるのです。

だから、
半年後に次男か私が
家を出ていくのは、
お互いが今まで同様
気持ちよくつきあっていくためにも、
大切なことなんだと
思っています。

その先も、
ずっといい親子で
あり続ける。

その目的があるから、
今、一緒にいる時間を
大切にしますし、
どんな言葉をかけるかも、
子どものことや自分のことを
一所懸命考えて、
言葉を選び、
表情をつくり、
伝えるようにしています。

その目的があるから、
子どもが話しかけてきたときは、
集中して
関心を持って
聴くようにしています。

その目的があるから、
子どものことを
ありのままで認められる親に
なりたいと努力しています。

あなたの子育ての目的は、
何ですか?

なんのために、
お子さんと
どう向き合おうとしていますか?

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