メリット、デメリット

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昨日から
子どもに伝わり、
自分もイライラしなくていいための
ステップについて
書いています。

昨日は、
・一般論ではなく、自分の軸で。
 けれど押し付けない。
をテーマに書きました。

記事全文はこちらからもお読みいただけます。

今日はステップ2。

叱ることでどうなるか、
何が起きるのかを
考えてみましょう。

これ、
自分がすでにイライラして、
怒りに包まれている時には
あんまりできないと思います。

当然です。

そんな心の余裕、
持っていれば、
イライラ、ガミガミなんて
しなくていいのですからね。

だから、
自分自身が落ち着いたとき、
冷静なときに、
振り返って考えてみてください。

自分がイライラしたり、
カッとなって怒鳴ったり、
ガミガミ怒り続けていると、
その後どういう流れに
なっていくのかを
想像してほしいのです。

それは、
「すぐイライラする
私が悪いんだ」

自分を責める方向に
考えるのではなく、
イライラして怒ること、
ガミガミ子どもに
やかましく言うことで、
何が起きるのか?
を冷静に想像するということです。

いくつも挙げることが
できるかもしれませんね。


子どもが委縮する。

こちらの顔色をうかがうようになる。

子どものやる気がなくなる。

怒られたくないから、何もしなくなる。

何もしないから、さらにイライラして、
悪循環に陥る。

子どもが自分に自信が持てなくなる。

子どももイライラし始める。

一緒に過ごすのが嫌になる、辛くなる。

自分が嫌になる。

子育てが苦痛になる。

子どもがキレて暴れる。

思春期のお子さんだったら、
ものすごい反発がくる。

なども考えられますね。


壁に穴。
で済めばいいのですが、
場合によっては、
こちらに暴力や暴言を
ふるってくる可能性だって
出てきます。

最悪、命の危険も。

そうそう、
おかんも以前は、
いつか息子に
金属バットで殴られて
殺されてしまうかもしれない。
という恐怖を感じたことが
ありました。

その恐怖感を持ち、
絶対にそうなりたくない。
イタイのは嫌だし、
息子を犯罪者にもしたくない。

その一心で、
子育てを見直し、
ここまでやってきたのです。


では逆に、
イライラして怒ったり、
ガミガミ言うことの
メリットって何でしょう?

なぜあなたにとって、
それをすることが必要?

どんなプラスがあって
やっているの?

それをすることで
お子さんが良くなる?

場合によっては、
子どもがこちらの気配を察知して、
やらなければいけないことを
やる。
ってことは
あるかもしれません。

親の思い通りに
子どもを動かすことが
できる場合もあるでしょう。

ワーッと発散してしまえば、
その時一瞬は、
スッキリすることが
あるのかもしれません。

でもその先は?

それで、
その場はおさまり、
子どもがすべきことをして、
自分も落ち着いたとしましょう。

それは本当に
子どものためになることかどうか?

その先に、
ワクワクする未来はあるのか?

をよくよく考えてみてください。

親の顔色や気配を見て、
怒られるから、やる。

と言う行動パターンは、
逆に言えば、
怒られなければ、やらない。
ということです。

いくらその時はできたとしても、
子どもが自分の意思で、
考え行動したのではないから、
子どもの身には
何もついていません。

規則の厳しい学校を
卒業したとたん
はっちゃけてしまう人がいますが、
それと同じ。

押さえつける力が
強ければ強いほど、
その逆の力も
強く出てくるのです。

そうなってしまうと、
ルールもなく、
見張る人もいない状況で、
自分を律して
やっていくことは
難しくなるでしょう。

お子さんが大人になってから
さらに困難な状況になることも
じゅうぶん考えられます。


親が良かれと思う方向に、
怒ったり叱ったりして、
誘導できたとして、
果たしてそれが、
子どもにとって
幸せなのか?

子どもの側から見たら、
自分の本意ではないことを
強制され、
渋々やっていて
楽しいと思うのでしょうか?

いずれ、
子どもの方が力で勝るようになると、
立場は逆転していきます。


自分自身がイライラしているときは、
こんなこと、
考えもしないで、
感情のままに
行動しがち。

けれど、
冷静な時に、
繰り返しその先を想像し、
メリットとデメリットを考えておくことで、
いつか感情の渦の中ででも、
ふと気づいて、
「ああやめよう」

自分の力で気づき、
自分の力で
その怒りから上げた手を
降ろしたい。

誰かに止めてもらうのを
待つのではなく、
自分の力で
自分を止められるように
少しずつなっていきたい。

そのために、
冷静な時に、
きちんと想像して、
自分に言い聞かせてください。

でも
やってしまった自分は
責めないで。

その時のあなたは、
それしか方法が
思い浮かばなかったのだから、
仕方ないのです。

そのやり方が
いいとは言わないけれど、
事実、それしかなかったんだ。
という
自分の気持ちは
否定しないでください。

次の機会には、
「やめる」ということに
気づけるようになるために、
しっかり具体的に、
この先の未来を
想像してみてくださいね。


今日もまた、
笑って過ごせますように。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。

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