おかんの世界と息子の世界

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12月になると思い出す、
小学生時代の長男。

小学校高学年の頃、
長男は年中半袖短パンでした。

仲のいい友達と、
どこまで頑張れるか、
競い合っていた。

というのもありますが、
その当時は、
それほど寒さを
感じていなかったようです。

他の面では、
敏感というか、
過敏さすら持ち合わせているので、
驚きでしたけどね。

小学校の
クリスマスイベントに
その姿で参加したときは、
来ていたよそのお母さんたちに、
「見ているだけで寒い」
なーんて言われてました(笑)。

最初の頃は、
おかんが服を用意してないのかと
思われたら困る。

と、
自分がどうみられるかを
気にして
「上着もっていきー」

彼に声をかけたりも
していたのですが、
いくら上着を
持たせても持たせても、
着ないから
学校に置いて帰ってきてしまう。

懇談の時に、
山ほどの上着を
回収して帰ったことも
ありました(遠い目)。

家の中なんて、
暖房がきいているから
本当に真冬でも
パンツ一丁だったり
するわけですからね。

彼は暑いんだ。

と認識せざるを得ないのでした。

おかんが寒いからといって、
息子も寒いとは
限らない。

おかんがそうだからといって、
息子もそうとは
限らない。

それは、
あらゆる場面で、
そうなのでした。

おかん自身の感覚だけで、
子どもを判断しようとすると、
その違いを
見過ごしそうになります。

ついうっかり
「気にしすぎだよ」
「大したことないよ」
と言いたくなったりします。

けれど、
息子たち、
特に長男を見ていると、
敏感さもあるだけに、
おかんとは
全く違う世界で
生きているんだなぁ。

たびたび感じさせられます。

彼にとって痛みは、
おかんが感じる
何倍もの痛み。

彼にとって暑さは、
いつも服を脱ぎたくなる暑さ。

彼にとって音は、
あちこちからいつも聞こえてきて、
本当に聴きたい音に
集中しづらくするもの。

同じ世界にいるようで、
実は全く違う感覚の世界にいる。

だからこそ、
自分の感覚での判断を
できるだけ減らし、
長男の訴える
感覚の世界を
自分の想像力を最大限に使い、
理解しようと
するようになりました。

目が見えない人、
耳が聞こえない人、
足が不自由な人、
手が不自由な人、
など、
目で見てその人の
感じる世界、
困りごとが
ある程度理解できるのと違い、
発達障害の子どもの
感じる世界、
困りごとは、
私たちの世界とは、
とても違うのに、
その違いが目に見えないだけに、
理解してあげることが、
とても難しい。

まずは
「違う世界なんだ」
ということを
本気で認識していく必要が
あると気づきました。

そして、
意識して、
自分の常識で
子どもを見ない。
ということを
していくようになりました。

コーチングの
「あるがままを認める」
を学んだことは、
その「違う」ということを
認識するのに
とても役立ちました。

違う世界にいる人を、
こちらの世界の常識で、
はかり、
判断することは
できません。

それが彼にとっての
「普通」なのですからね。

「ああそうなんだ」
「そう感じているんだね」
と認識し、
できるだけ同じその位置に
自分も立っているつもりで、
「じゃあどうする?」
を一緒に考えること。

発達障害の子どもを
育てていくということは、
その力を親は
求められているということ。

想像力豊かに、
柔軟な発想で、
どこまでも子どもをしっかり見て、
子どもが活き活きと過ごせるように、
育てていく。

子育てコーチングで、
そんなお母さんになれるお手伝い、
しています。

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